観光名所や買い物に便利なデパートが集まるマイン川北岸に対し、他のすべてが満載されているのがザクセンハウゼン。日中はすばらしい建物を眺めて回り、夜はナイトライフを満喫できます。博物館や美術館を見学する、どこかの塔に上る、レストランで舌鼓を打ち、夜遅くまでバー巡りを楽しむなど、特に魅力の多いエリアで、フランクフルトの数ある名物料理が、ここならせいぞろいしています。
ザクセンハウゼン北東部のアッフェントルプラッツは、昔ながらのザクセンハウゼン料理で有名で、大きな通りから路地に入った先、狭い石畳道ばかりの数ブロックに、バーやレストランがひしめきあい、特に夏場は毎晩、猛烈な人出となります。地域でも特に優れたアップル ワインが飲める場所ですので、ぜひお試しください。
マイン川沿い、ザクセンハウゼンの北端にはムゼウムスウーファー (博物館河岸) があり、多くの博物館や美術館が集まっています。シュテーデル美術館の伝統絵画から、各種専門博物館の他では見られない逸品まで、選択肢が豊富です。イコン博物館には、世界各地から集められた15 ~ 20 世紀のイコンが陳列されており、コミュニケーション博物館では、膨大な切手コレクションをはじめ、電話や郵便など通信に関する資料を見られます。
街を見渡す絶景ポイントとしては、ザクセンハウゼンの南端と隣接農地の間にある小さな森まで歩き、そこにそびえる高さ 43 m (141 フィート) の展望台、ゲーテトゥルム (ゲーテの塔) の上がおすすめです。北を向けば、背の高いビルがいくつも顔をのぞかせるフランクフルトの街並みを一望でき、南に目をやれば、市の境界から先一面に広がる森や田園地帯を眺めることができます。ゲーテトゥルムへの入場は無料です。何段もある階段を上る覚悟だけ抱えてお越しください。
広大なザクセンハウゼンを見て回る際は、U バーンや S バーン、トラムをぜひご活用ください。ただし、ゲーテトゥルムへは公共交通機関のアクセスがないため、歩きやすいハイキング靴を準備してください。