ドバイはアラブ首長国連邦 (UAE) 7 カ国のうちのひとつ。1960 年代に経済を支える石油が発見される前は、海のシルクロードの交易港として栄えていました。近未来的なビルが立ち並び、ビジネスや観光の中心を担うようになったのはここ10年の話。天高く上空に向かって拡大し、地球上でも類を見ないダイナミックで視覚的に印象深い都市のひとつとなりました。
観光客に最も使いやすいのはタクシー。初乗り料金も日本に比べて安く、全車メーターが付いているので安心して利用できます。ショッピングセンターやホテルには必ずタクシー乗り場がありますし、レストランでは呼んでもらうこともできます。また、アラビア湾やドバイ・クリーク(運河)に沿って運行している鉄道網ドバイ・メトロも便利。空港から旧市街、ショッピングセンターまでのアクセスがよく、本数も多いので観光客の利用も高いのが特徴です。1日乗り放題チケットを買えば、自由に乗り降りできます。
ドバイを一躍有名にしたのが高さ828mの超高層ビル、ブルジュハリファ。ただ外から眺めるだけでなく、展望台に上ったり、建物内のレストランで食事を楽しんだりすることができます。さらに建物が面した人工の湖では、毎夜、音楽にのせて芸術的な音と光が融合する噴水ショー、ドバイファウンテンが繰り広げられます。気温の高い時期には、水のテーマパークがおすすめ。スリル満点の滑り台、流れるプールなどがあるアクアベンチャーやワイルドワディは、ファミリーで楽しめます。
ブルジュアルアラブをはじめ、世界中のセレブリティが訪れるドバイのホテルは設備、サービスともにトップレベル。現在も建設が多く進められており、名だたる高級ホテルチェーンが参入しています。ドバイステイを楽しむうえでホテル選びはとても重要です。海に面したビーチリゾートから超高層のシティホテル、砂漠の真ん中に佇む隠れ家リゾートまで、多種多様な選択肢から自分に合った場所を選びましょう。
あらゆる国籍が集うドバイには、ワールドワイドな食の魅力があります。高級ホテルには実力派シェフが手掛けるレストランが多いほか、美しい景色が自慢のダイニングが揃っています。リーズナブルに済ませたい人は街中のアラビック料理店やファストフード、カジュアルなカフェなどを利用するといいでしょう。敬虔なイスラム教の国ですが、ホテル内ならお酒の飲めるバーもあります。美しい夜景を眺めながら、食後の一杯を楽しむといいでしょう。
ドバイ旅行最大の見どころはショッピング。ブルジュハリファに隣接する巨大ショッピングモール、ドバイモールには1200店舗以上のショップが入ります。貴金属を探すなら、旧市街のゴールドスークへ。自分の名前をアラビア語で記したネームペンダントは、ドバイのおみやげとして人気です。金額は国際的な相場に基づいて定められているので、安心してオーダーできます。
アクセス | 成田・羽田・関西から直行便が運航されており、所要時間は約11時間。 |
ビザ | 観光や親族訪問目的にかぎり、30日間の無料査証が発給される(旅券の未使用査証欄は見開き2ページ以上が必要)。パスポートの残存有効期間は入国日から6カ月以上。 |
時差 | 日本より5時間遅い。日本が12時のとき、ドバイは朝の7時。 |
通貨 | 流通通貨はディルハム。補助通貨はフィルスで、1ディルハム=100フィルスとなる。空港や銀行、街の両替所などで日本円からの両替が可能。クレジットカードの通用度も高い。また日本の空港でも日本円からディルハムへの両替ができるところがある。 |
言語 | 公用語はアラビア語だが、ドバイ居住者のおよそ8割は外国人なので、英語が広く通じる。日本人スタッフのいるホテルやツアー会社もある。 |
シーズン | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | 23.9 | 24.8 | 28.0 | 35.5 | 36.6 | 38.7 | 42.8 | 42.3 | 38.5 | 35.2 | 30.6 | 26.1 |
平均最低気温(℃) | 13.9 | 14.8 | 16.6 | 21.6 | 24.1 | 26.0 | 30.1 | 31.1 | 28.3 | 24.7 | 20.9 | 15.9 |
降水量(㎜) | 11.3 | 35.7 | 22.4 | 7.6 | 0.7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.8 | 14.3 |
※ドバイ政府観光・商務局より