大きな動物の形をしたトンネルを通り抜け、中国の風習について学んでから 2 つの塔に登り、湖を見渡すパノラマを楽しみましょう。
龍虎塔は色鮮やかで現代的な 2 つの 仏塔から成る寺院で、蓮池潭の上にそびえ立っています。龍と虎をかたどったトンネルが塔の前にあり、まずはそこをくぐり抜けます。胴体にあたる部分の内壁には、中国の風習や歴史を物語る壁画が描かれています。
ジグザグの歩道をたどって、この龍と虎のトンネルに向かいましょう。龍の口から入り、虎の口から出ますが、これは悪運を幸運に変えることを象徴しています。龍の内部の壁には、伝説の場面や伝統的な衣装に身を包んだカラフルな人物像などを描いたシンプルな絵が見られます。これらの人物は、中国で最も従順な 24 人の息子たちの逸話を表しています。
塔の内部の階段を上がる際には、窓から外の景色を見るのもお忘れなく。一番上まで登ったら、南北に何キロも続く蓮池潭を見渡す雄大な眺めをご堪能ください。湖の向こうには、高雄の高層ビル群や洲仔湿地公園なども望めます。蓮池潭の縁に目を向ければ、春秋閣をはじめとするほかの仏塔が見えます。また、蓮池潭と反対側の方向を見下ろすと、先ほど歩いてきた小道と、龍と虎のトンネルが見えます。
伝統的な仏塔の下にある興味深い動物の姿を写真に収めておきましょう。街の明かりが湖面に映える夜景も見ものです。湖のほとりには、寺院、東屋、市場など、ほかにも多くの見所がありますので、ぜひ足を運んでみてください。
1976 年に建設された龍虎塔。入場は無料ですが、寄進は受け付けています。
龍虎塔は、高雄の中心部に位置する蓮池潭の西岸にあります。洲仔湿地公園からは蓮池潭を挟んだ真正面にあり、蓮潭路沿いのバス停がすぐ隣にあります。地下鉄の最寄り駅は左営駅で、そこからは徒歩で数分です。