デンバー美術館 (デンバー アート ミュージアム) の前身は 1893 年に設立されたデンバー アーティスト クラブで、以来さまざまな場所を拠点としてきました。現在はダウンタウンにあるシビック センター内の 32,500 ㎡ (35 万平方フィート) を占め、ぱっと目を引く 2 棟の建物はデンバーの建築名所としても有名です。1971 年にオープンした 7 階建ての北館はイタリアの著名建築家ジオ・ポンティの設計で、光沢のあるグレーのタイルを何と 100 万個以上使用しています。もう一方のフレデリック C. ハミルトン ウイングが公開されたのは 2006 年のことで、北館とは空中渡り廊下でつながっています。こちらは周囲を取り囲む山々の荒々しい岩肌や五山を反映したデザインがコンセプトで、有名建築家ダニエル・リベスキンドとデンバーのデービス パートナーシップ アーキテクツ社が合同制作しました。リベスキンドはあのベルリンのユダヤ博物館をはじめ、すばらしい建築物をいくつも設計しています。
デンバー美術館には古い時代から現代まで世界中の傑作が 7 万点余も収められており、中でもアメリカ先住民族による芸術作品を集めた北館の常設展示は高い評価を受けているほか、コロンブスによる新大陸発見前からスペイン植民地時代の絵画、彫塑、家具、銀器、磁器、装飾芸術品など、興味深いコレクションも備えています。特別展の最新情報は美術館の公式ウェブサイトでご確認ください。
この美術館では家族連れの来館も歓迎しており、クラフト作りや体験型展示などで子どもたちの心を動かす工夫を凝らしています。学校の長期休暇期間と週末は美術館の入り口近くに設置される「ファミリー アクティビティー カート」で家族連れ向けの情報が得られます。
アートプリントや書籍、宝飾品、地元アーティスト手作りの装飾品を販売している美術館の売店へもぜひどうぞ。館内飲食店は 3 カ所あり、紅茶、コーヒー、菓子パン、ワイン、チーズなどは「マッド ビーンズ アンド ワイン カフェ」、サラダ、スープ、サンドイッチは「マッド グリーンズ インスパイアド イーツ」、ゆったりと 3 品セットのランチを楽しみたいなら「パレット レストラン」がおすすめです。
デンバー美術館は車でも公共交通機関でも簡単に行けるところで、近くに駐車場があり、16 番街モールからシャトルバスが出ています。