コルフ タウン (ギリシャ語でケルキラ) は、ギリシャのコルフ島の首府で文化の中心でもあります。美しい岬の周りに歩きやすい石畳の通りがある街です。イギリス人、フランス人、イタリア人たちが遺した名建築の遺産を見に行ってみませんか。島の多彩な歴史を紹介する博物館にも足を運びましょう。職人が作ったアクセサリーを買い求めたり、島でもトップクラスのカフェやレストランで食事をしたりする楽しみもあります。
まずは、豪しゃな邸宅や優美な宮殿、堂々とした要塞が集まった美しい旧市街から巡りましょう。スピアナダ広場は、イギリスの統治下ではクリケットが行われていた場所です。素敵なリストン プロムナードは散策におすすめです。アーケードが付いたテラス形式の通りには、コルフ島で最もおしゃれなカフェがいくつも集まっています。コーヒーを飲みながら広場を行き交う様々な人々を眺めるのにぴったりです。リストン プロムナードから続く通りを歩くと、金製品、宝飾品、手工芸品などを扱う店舗が見えてきます。
海水を引いた細い堀を渡り、ベネチア様式の旧要塞へと向かいましょう。聖ジョージ (聖ゲオルギウス) 教会、ローマ時代の神殿、イギリス人が建設した病院の遺構など、有名な見所がいくつもあります。銃眼のある胸壁に登ると、雄大なパノラマが広がり、ギリシャ本土やアルバニアまで望めます。夏はライブ音楽のイベントがよく開催されています。
アジア美術館で見事なアジアの芸術品を鑑賞してはいかがでしょうか。この美術館は、ネオクラシック様式の聖マイケルと聖ジョージ宮殿内にあります。またビザンチン博物館では、13 ~ 17 世紀にさかのぼる聖像などを展示しています。英国人墓地を訪れると、かつての英国統治時代が痛切にしのばれます。バスに乗ってカノニ半島まで足を延ばすと、パレオポリス考古学博物館の見学もできます。ここでは神殿の遺跡の中を散策する貴重な体験ができます。
コルフ島の東海岸に位置するコルフ タウンは、島を訪れる多くの旅行者にとって最初の寄港地です。ギリシャ本土から定期的にフェリーが到着するほか、コルフ国際空港もこの町にあります。コルフ タウンは、コルフ島が誇る素朴なビーチの玄関口となっています。ローカルバスで近くのコントカリ湾へ向かったり、フェリーを利用してヴィド島の静かな入り江を訪ねたりするのもおすすめです。