チソースター エインシェント ビレッジは鉄器時代後期に遡る石造りの家と外郭の遺構です。専門家によれば、ドゥムノニアの部族が紀元前 100 年頃から数世紀間この地を支配したと考えられています。丘の上まで登ると、住居跡とコーンウォールの田園風景を一望できます。
この集落の家の間取りを考えながら歩いてみましょう。家は集落の通り沿いに並び、1 軒の直径がおよそ 30 m あります。また、各住居の中心に中庭があり、そこから数室のわらぶき屋根の部屋が続いていたと考えられています。現在は石の壁しか残っていませんが、遺跡は古代の人々の暮らしを垣間見せてくれます。
ぜひカメラを持っていきましょう。この丘からは遠く海岸線まで見渡せます。見晴らしの良い高台にあることで、定住民は敵の侵略を早く察知できる一方で、豊かな土壌を農業に利用することもできました。
地下回廊への入口を探しましょう。遺跡の南側、第 7 住居近くの 2 つの大きな冠石が目印です。フグと呼ばれる地下回廊の用途は今もわかっていませんが、物置場やシェルターとして使われていたという説があります。近隣のカーンユニやハリギーにも同様のフグが残っています。こうした遺跡も訪ねて、この地下回廊の用途について思いを巡らせてみましょう。
ツリガネソウ、ハリエニシダ、ランが咲く、絵画のようないにしえの草原をハイキング。双眼鏡を持参して、バードウォッチングをしたり、草むらを走っていくウサギ、キツネ、トガリネズミを探したり。
軽食や飲み物は、駐車場からビレッジの中心部へ向かう丘の中腹にある小さなお店で購入できます。
チソースター エインシェント ビレッジはコーンウォールのペンウィス地区にあります。ペンザンスから北へわずか 6 km、車なら 15 分ほどです。車は丘のふもとにある無料駐車場に停めて、800 m ほど歩いて丘を登ります。通常、冬季は閉園しています。入場料が必要です。