聖ヴラホ教会は、15 世紀に作られた聖ヴラホ像が有名です。聖ヴラホはドゥブロヴニクの守護聖人。人々に崇められています。ドーム型のバロック様式建造物の周りでは、毎年多くのお祭りが開かれ、とても賑やか。その広い階段は人々が腰を下ろす休息所。ルジャ広場の様子を眺められます。
14 世紀にこの場所に建設された最初のロマネスク様式の教会は 1667 年の大地震で損壊し、その後 40 年と経たないうちに火災によって焼失しました。今日建っている教会はヴェネチア人建築家が設計し 1715 年に完成したものです。
まずは教会の外観を鑑賞しましょう。建物の上には、教会を設計した建築家が彫った聖ヴラホ像があります。大きなドームをじっくり眺めた後は、階段をのぼって装飾が施された入口に向かいましょう。
中に入ったら、教会の主祭壇に進んで聖ヴラホの彫像を鑑賞。ゴシック様式の金張りの銀製聖像は、最初の教会が焼失した火災から救い出された数少ない品の 1 つです。彫像の手に載っているのは 15 世紀のドゥブロヴニクの模型。
地元の芸術家イヴォ ドゥルチッチが製作したステンドグラスの窓を鑑賞した後は、聖具保管室に行き、地震の最中にこの街のために慈悲を請うている聖ヴラホを描いた 18 世紀の油絵を見ましょう。
この教会を訪れるおすすめの時期は、ドゥブロヴニクのお祭りの期間。ここがフェスティバルの中心になります。2 月の聖ヴラホの祭典では、この教会の前で白い鳩が放され、聖ヴラホの遺物のコレクションが表に出されます。そして聖職者たちがこれらを持って街中を練り歩きます。
聖ヴラホ教会はドゥブロヴニク旧市街のメイン通りであり歩行者専用のストラドゥン通りの東端に位置しています。近くには市の指定駐車ゾーンにメーター付き駐車スペースがあります。教会は毎日開館しており、入場は無料です。