成都大熊猫繁育研究基地は、成都にある最新の研究施設。中国のジャイアントパンダ保護活動の最前線に立つ施設です。ここでは、パンダの保護プロジェクトに関わる複雑な状況を学ぶだけでなく、さまざまな年齢のかわいらしいパンダを見ることもできます。
施設内には、120 頭のジャイアントパンダと 76 頭のレッサーパンダがいます。えさやりを見学するには、早い時間に行きましょう。えさを奪い合って転がりまわったり、おいしそうに竹を噛んでいる様子が楽しめます。午後までは、パンダがうとうとと眠っているのは珍しいことではありません。
パンダたちが木を登ったり、お互いにじゃれ合ったり、飼育員たちの作業を「お手伝い」したりと、かわいらしい姿を見て楽しみましょう。このかわいらしい動物が中国全土を超えて世界でも愛されるのは当然のことでしょう。子供のパンダがいるエリアにはくぎ付けになること間違いなし。赤ちゃんパンダが新しい世界に慣れて行く姿は、いつまで見ていても飽きません。秋から冬に生まれるパンダの新生児は小さくてピンク色。運が良ければ、保育器にいる赤ちゃんパンダを見ることができるかもしれません。
施設内を散策しながら美しい風景を楽しむこともできます。パンダの野生の生息環境を模して竹林や岩、植物が整えられていますが、鳥、昆虫、蝶などもやってきます。英語による敷地内のツアーも行われています。ジャイアントパンダや公園内の動植物について詳しく知ることができるので、おすすめです。
成都大熊猫繁育研究基地は、成都の市街地から北に 10 km の場所にある斧頭山に位置しています。この施設は人気の観光スポットなので、街からの公共バスもたくさん走っています。日帰りで行ける場所ですが、パンダの姿を楽しむには、早めに行くことをおすすめします。えさやりの時間は午前 8 時。施設への入場料はパンダの保護活動に使われます。