サンセバスティアンで最も驚くべき宗教的建造物のひとつ。ギプスコア県内でも最大級の大聖堂です。
善き羊飼いの大聖堂 (ブエンパストール大聖堂) は、スペイン北部のサンセバスティアンにある有名な教会です。19 世紀後半に建てられたネオゴシック様式のこの素晴らしい宗教建築物を見学。絵のように美しい尖塔と内部のたくさんの複雑な装飾に圧倒されます。
善き羊飼いの大聖堂は、1888 年にスペイン王室によって定礎式が執り行われました。当時わずか 2 歳だったアルフォンソ 13 世がこの式の文書に署名しました。アルフォンソ 13 世が君主として公式に署名した初めてのものとなりました。大聖堂建設の監督には、ドノスティア (サンセバスティアン) 生まれの建築家マヌエル デ エチャベが選ばれ、完成まで 9 年の年月がかかりました。1897 年に献堂式が行われ、1953 年に大聖堂に格上げされました。まずは、美しいファサード、高い塔、大きなバラ窓のある建物を外から眺めましょう。中に入ったら、ラテン十字架と堂々とした身廊を見て回りましょう。
大聖堂のステンドグラスをデザインしたホアン バウティスタ ラザロ デ ディエゴは、ステンドグラス窓を専門とするスペインの有名な建築家です。イエス、マリア、十二使徒など、繊細で美しい人物が大聖堂の窓に描かれています。1954 年に設置されたオルガンにも注目。当時としてはスペイン最大、ヨーロッパでも最大級でした。合計 9,535 本のパイプがあり、最も大きいものは高さが 10 m あります。礼拝堂の善き羊飼いの彫刻は、ジュゼップ リモーナの作品。バルセロナ出身の芸術家で、モデルニスモの提唱者の 1 人とされています。
善き羊飼いの大聖堂はサンセバスティアンの必見スポットです。スペインの魅力的な街に行くなら、代表するこの名所をぜひ訪ねましょう。