リマ大聖堂は 16 世紀初めに完成した由緒あるバシリカで、白いコロニアル様式の建物から 1 対の塔が高く突き出ていて、市内の目印的存在になっています。市内有数の観光スポットのマヨール広場に面していて、大聖堂の中からはいくつかの付属礼拝堂を通って広場や周辺の通りに出ることができます。聖堂内には壁にかけられた絵画や、この地を征服したスペイン人コンキスタドールの墓もあります。
周囲を圧倒するファサードと天をつくネオクラシック様式の塔は、格好の被写体です。太い円柱や白い外壁など、建築様式にはヨーロッパの影響が色濃く見られます。中央ファサードには主な門が 3 つあります。そのうちの "許しの門" (ポルタダ デル ペルドン) から広々とした聖堂内に足を踏み入れてみましょう。門を入ったところで上を見上げると、ペルーの国章が配されているので、お見逃しなく。
大聖堂には 14 の付属礼拝堂があり、うちいくつかは通りに面する出入り口が設けられています。荘厳な聖堂内をぐるりと巡って、その壮大さを感じてください。壁にかかる絵画にも注目です。最近の改装工事で発見されたばかりの古い絵画もあります。金張りの主祭壇を目に焼きつけておきましょう。
博物館には植民地時代から伝わる歴史的遺物が展示されています。スペイン人コンキスタドール、フランシスコ ピサロの墓を探してみましょう。ピサロは、16 世紀に植民団が到着したときにリマの街の基礎を築いた人物とされています。
夜、金色の光に照らされる大聖堂を見ながらマヨール広場を散歩して、ロマンチックな気分に浸りましょう。レストランがたくさん並んでいるので、食事にも困りません。大聖堂は繁華街のど真ん中にあるので、カフェ、バー、ホテルの選択肢も豊富です。
大聖堂は 1535 年に基礎が築かれて以来、何度も改装や改築を受けてきました。
リマ大聖堂は、リマの中央部、マヨール広場の隣にあり、市街中央を貫くリマック川の少し南に位置しています。ヒロン デ ラ ウニオン停留所までバスに乗り、北東へ何ブロックか歩くと到着します。廃駅となった旧デサンパラドス駅は、大聖堂から北へ 2 ブロックです。多数のレストラン、カフェ、ホテルに加え、アリアガ邸やリマの大統領官邸など、見どころあふれる地域です。