ブドウ畑とワイナリーに囲まれたボーヌの街は、ブルゴーニュのワイン産業の中心としても知られています。この地方のワイン造りは 2,000 年を超える歴史を誇ります。また、ボーヌには歴史を留めた旧市街と古い教会などの名所もあります。
ボーヌへの旅では、ワインを堪能する方法はいくつもありますが、ここを訪れる人々のお目当てのひとつにワイン街道があります。実際には、ブルゴーニュの各ワイン産地へと続く 5 つのルートに分かれているので、車や自転車で絵のように美しい田園地帯を走りながら、ワイナリーに立ち寄って試飲しましょう。ボーヌに戻ったら、ブルゴーニュ ワイン博物館へ。ワインの製法やブルゴーニュの歴史について知ることができます。
ボーヌの城壁に囲まれた旧市街を散策して、最大の名所である施療院を見学しましょう。15 世紀に建てられたこの病院の薬局、台所、病室などから当時の様子がうかがえます。11 月にはこの施療院でワインのオークションが開催されるので、ぜひ参加してみては。次はノートルダム教会へ。ルネサンス時代の鐘楼と 15 世紀のタペストリーが見どころです。
ボーヌの魅力はワインだけではありません。100 軒以上あるレストランはいずれも、フレンチをはじめ世界各国のグルメを自負しています。土曜日には旧市街の市場で新鮮な農産物を見て回りましょう。
ボーヌのエンターテインメントを体験するなら、キャプ シネマの映画、市立劇場の舞台芸術がおすすめです。
フランス東部に位置するボーヌは、パリ、ミュルーズ、リヨンから車でも電車でもアクセスのよい街です。ボーヌの周遊は徒歩でもできますし、車、バイク、バスも利用できます。ボーヌの美しい建築やワインを堪能するだけでなく、余裕があれば日帰りで近隣のディジョンまで遠征。中世からルネサンス期の建物やローマ時代の歴史に触れてみるのもオプションのひとつです。