バンガロール宮殿は、美しい庭園に囲まれた壮麗な宮殿。豪華な広間や広大な敷地を散策し、併設のアミューズメント パークでは乗り物に乗って楽しみましょう。
19 世紀後半に建設されたこの建造物は、イギリスの提督の邸宅として、またインドの王族の執務宮殿としても使用されていました。注目すべきはその建築様式。ムガル帝国の宮殿に見られるレイアウトと、ノルマンディー地方やイギリスで見られる城塞の様式が混じり合ったものです。
庭園を通り抜けて、宮殿へ。ところどころに突き出るように立つ小塔や、角張った銃眼付きの胸壁が印象的。2 階建ての内部には、35 の部屋が並んでいます。
1 階で目を引くのは、チューダー様式の内装。木製の梁、レリーフ絵画、ネオクラシック様式の花の彫刻が壁を飾ります。アンティーク好きなら、部屋に置かれている椅子や戸棚は見逃せません。これらの多くは、ヴィクトリア朝やエドワード朝時代に実際に使われていたものです。
2 階では、謁見室を見学。かつて王による謁見が行われていた場所です。色鮮やかな内装の中、柱やシャンデリア、飾り鏡などに王族の威厳が垣間見えます。壁に飾られたゾウの頭や、ぎっしりと真珠がついたダイニング テーブルにも要注目。インドの政治家ミールザー イスマーイールが使っていたものです。
最後に、芸術作品が詰まった部屋を見て歩きましょう。コレクションの中には、19 世紀から飾られているギリシャやオランダの作品も。
当時の広さは損なわれているとはいえ、庭園は現在も 183 ヘクタールの広さを誇ります。美しい花壇が配置されたこの庭園では、ローリング ストーンズなどの有名バンドがコンサートを行ったことも。
敷地の北側には、あらゆる年代の人が楽しめるアミューズメント パーク、ファン ワールドがあります。乗り物やウォーター スライド、ボーリング場、バーチャル レース トラックで遊びましょう。
バンガロール宮殿は、バンガロール中心部より少し北側に位置し、バサンスナガーの鉄道橋の近くにあります。年中無休で、入場料が必要。入場料には英語のオーディオ ツアー料金が含まれています。ファン ワールドは別料金です。