バラロ マーケットは、1,000 年以上も続く地元の台所的な市場。新鮮な果物や野菜、魚などが所狭しと並んでいます。パレルモの歴史地区にあるこの路上マーケットで、伝統的なシチリアの食材を探してみましょう。
バラロ マーケットはシーフードの種類が豊富なことで有名。タコやロブスター、メカジキが並んでいます。生きたまま並ぶ新鮮な魚介類は、地元の人々のこだわりの表れ。パレルモ周辺で栽培している鮮度の高い野菜や果物も手に入ります。
市場で食べ歩きをしてみましょう。ここの一番人気はパネッレ。アラビア生まれと言われているフリッターの一種で、ひよこ豆の粉を練って揚げたスナックです。揚げナスや、ライス ボールに肉とチーズを詰めて揚げたものもおすすめ。市場には木製のテーブルがあちこちに置かれているので、屋台で買った食べ物を座ってゆっくりと味わうこともできます。
バラロ マーケットは元々食べ物の市場でしたが、今では、ほかの物もいろいろと売られています。壊れそうなテーブルの上に並ぶビンテージものの服の中から掘り出し物を探してみましょう。コンディションのよいイタリア製のドレスやシャツが安価で売られています。ファッションにあまり興味がなければ、地元の芸術品や工芸品を扱う露店をのぞいてみましょう。絵画や彫刻だけでなく、宝石や木彫りの工芸品もあります。
バラロ マーケットは毎日営業しています。人混みを避けたいなら、午前の遅い時間に行くのがおすすめ。この市場はパレルモの歴史地区にあるバラロ広場とカルミネ広場の間にあり、鉄道の駅が近くて便利です。近くには、12 世紀に建てられたサンタ マリア デラミラーリオ教会があります。通称マルトラーナ教会とも呼ばれるこの教会は、フレスコ画やビザンティン様式のモザイク画で有名。ぜひ訪れてみましょう。