アルポアドール ビーチはリオデジャネイロ屈指の良い波と絶景に恵まれたビーチ。両隣にずっと規模が大きいコパカバーナ、イパネマの名ビーチが並ぶアルポアドールは、500 m (1,640 フィート) のささやかな広がりですが、巨岩群の上まで登ると、周辺の美しい海岸線をはるか先まで見通せる魅力があります。眼下の南大西洋に向けて足をだらりと投げ出し、せりあがる波をなぞって上下するサーファーたちを上から眺めたり、時間帯を見計らって来て見事な夕日に我を忘れたりしてみませんか。
毎年夏には数千人のサーファーとサーファー予備軍が訪れて波とたわむれるアルポアドール ビーチは、ブラジルのサーフィン文化が生まれた場所として名の通ったビーチです。ビーチサイドにテントを出した業者からボードを借りたり、初心者ならサーフィン教室を予約したりして楽しみましょう。サーフィン上級者は日没後にビーチに戻り、岸に沿ってずらりと設置されたナイト サーフィン用のスポットライトを受けながら、波に乗りましょう。
ビーチの奥に横たわる遊歩道に沿って東に向かうと、ビーチの端まで行ったところに岩場があります。この岩場を足場にし、近くを通り過ぎるクジラにモリを打ち込む漁師を想定して、まずこの岩場に「モリ師」を意味する「アルポアドール」の名が付き、その後、このビーチにも岩と同じ名前が使われるようになりました。自然歩道をたどると岩場の突端まで行けますが、南端の崖にはお気を付けください。
夏の夕方、アルポアドール ビーチには、岩場と夕焼けを見物しようと大勢の人が集まります。このビーチはイパネマ ビーチの南端にあるため、ここからは 3.2 km (2 マイル) あるイパネマの絶景ビーチとその西に横たわるモーロ ドイス イルマンス (2 人兄弟の丘) とがよく見えます。2 つ並んだ丘の頂が、夕焼け空に刻む、絵になるシルエットをお楽しみください。日が落ち切る瞬間、見物客たちからはよく感嘆のどよめきがわき上がります。
アルポアドール ビーチのすぐ北にあるガロタ デ イパネマ公園には、広い森が広がっています。この公園からビーチを見下ろせる丘の上には、細かい落書きで埋め尽くされたスケートボード場が 2 か所あります。
リオデジャネイロきっての超有名ビーチに両脇を固められたアルポアドール ビーチは、市街中心部からバス、タクシー、自転車のどれを使っても楽にいくことができます。