アリカンテの歴史あるタウン ホールは、街で最も目につく建物の 1 つです。アユンタミエントとしても知られるこのホールが建設されたのは、かつてカーサ デ ラ シウダー (市役所) があった場所です。建物の 2 つの塔は、高さが 50 m (165 フィート) あり、アリカンテの旧市街にそびえています。
内部で注目されるのは凝った装飾が施された 2 つの部屋と小さな礼拝堂で、建物の外観と同様に美しく魅力的です。中の壁の多くには、地元の有力な画家たちの絵画が飾られています。タウン ホールの新しく改修された部分には、市議会室のほか、この地域の遺跡発掘に関する常設展示があります。
タウン ホールを入るとすぐ気づくのが、目の前の階段に取りつけられている金属プレートです。階段の 1 段目が海抜ゼロ メートルの地点であることを示しており、また、数段上には、スペインの主要な都市の海抜が示された標識があります。ホール内にあるこの主要階段を上がって 2 階へ行くと、サロン アズール (ブルー ラウンジ) があります。イサベル様式で装飾されたこの部屋には、パディーヤやカステロの作品が壁に飾られています。その近くにあるサロン デ プレノスは、市の定例会議が開かれる場所で、使用されていないときは見学できます。本館の もう 1 つの部屋は礼拝堂で、定期的にミサが行われています。
ラ シウダー デスクビエルタ (発見された都市) と題する展示へ向かいましょう。この興味深い展示では、この地域の遺跡を見ることができます。スペイン語と英語で表示された情報に加えて、数多くの珍しい写真や図解もあります。
アリカンテ タウン ホールは、旧市街の中心部に位置しており、街のほとんどの場所からなら、歩いて行くことをおすすめします。周辺ではタクシーも多く走っています。駐車場を探すのが難しいため、車の利用は避けたほうがいいでしょう。タウン ホールは毎日開いていますが、ラ シウダー デスクビエルタは、週末は休みです。どちらも入場無料です。