この 14 世紀の巨大な教会の塔に上れば、小さな港街ボストンとさらにその先の景色がよく見えます。
聖ボトルフ教会の高い塔は、何百年もの間リンカンシャーのランドマーク。83 m の高さがありますが、その形から「スタンプ (切株)」というニックネームが付いています。塔の下には、17 世紀に新世界に旅立った清教徒の巡礼者と結びつきがある古い教会があります。
現在の教会の建設が始まったのは 1309 年ですが、その前にもこの敷地に教会があったということを示す建築的痕跡が残っています。教会は 1390 年に完成しました。しかし、この教会を特徴付けている塔は 16 世紀に加えられました。この塔は、英国で一番高い教会の塔だと言われています。
石でできたこの教会の周りを歩いてみましょう。ステンドグラスの窓がはめられたアーチは壮大。
内部に入れば、ステンドグラスを通して差し込む陽の光で、さらに素敵に見えます。見上げるほぼ大きなオルガンは、何世紀もの間、改修や構築が繰り返されてきたもの。パイプの一部は 18 世紀初期のものです。
大祭壇に登れば、宗教的人物の大きな像を鑑賞できます。その中にはキリストの像もあります。
静かな雰囲気の身廊では、かつてここで礼拝を行っていた人々について思いをはせましょう。この教会区の多くのメンバーは 1630 年にアメリカに渡り、到着するとすぐに第 2 のボストンを作りました。アメリカのボストンはそれ以来成長を続け、英国の港町ボストンよりもずっと大きな街になりました。
塔の 365 段の階段を登れば、見晴らしの良いバルコニーから、街や周囲の沼が見わたせます。晴れた日には、51.5 km 離れた大聖堂の街リンカーンまで見えることもあります。
聖ボトルフ教会には根強い音楽の伝統があり、コンサートが頻繁に行われます。チケットを買ってコンサートに出席したり、礼拝サービスに参加して聖歌隊の大合唱を聴くのも良いでしょう。
聖ボトルフ教会は一年中開放されています。入場は無料。ただし、塔に上るには少額の料金が必要です。