カカドゥ国立公園のイースト・アリゲーター地域にあるウビルーでは、古代のロック アート ギャラリーのほか、熱帯地方の鳥や、色が複雑に混じりあった断崖の絶景を見ることができます。何千年も昔の壁画には、アボリジニの始祖と、この地を守り続けてきたアボリジニにとって文化的に大きな意味を持つ動物が描かれています。
古代の岩石層に行くには、全長 1 km のウビルーの周遊路を歩きます。この辺りの露出している岩肌が、何世代にもわたってアボリジニの人々を熱帯暴風から守ってきました。観光客がアクセスできるメイン ギャラリーは 3 つ。カカドゥの多様な景色や季節を生き延びた世界最古の生き物たちのことがわかります。ミミという細長い精霊のほか、ワラビー、ポッサム、カメ、オオトカゲ、バラマンディなど、この地方の動物の絵を見ることができます。
アボリジニの天地創造の信仰と深くつながっている虹のヘビの絵は必見。虹のヘビ “Garranga’rreli” が通ったことから、ここは聖なる土地とされています。植物、岩、動物、人間を創造したのが虹のヘビです。乾季の間は 1 日数回ベテランのパーク レンジャーにより、この地域の文化的な重要性についての説明があります。
250 m の急な坂を登ると、岩肌が露出している場所に出ます。ここから、断崖の美しい景色、ナータブ氾濫原、岩石層を見渡すことができます。ひょっとしたら、映画 "クロコダイル ダンディー" でこの場所を見たことがあるかもしれません。
健脚の方なら、キャット フィッシュ クリーク、イースト アリゲーター リバー、氾濫原など、絵のように美しい絶景を見て回る 6.5 km の Bardedjildji トレイルに挑戦してみましょう。
ウビルー ロック アートは、ジャビルーの北 41.7 km にあります。ジャビルーの街のボワリ ビジター センターでは、季節ごとのアクセス方法を教えてくれます。ウビルーは 1 年を通していつでも行けます。カカドゥ国立公園の入場料がかかります。ウビルーの夕焼けは必見。夕日を浴びて岩石層が刻々と色を変えていく息をのむような絶景に出会えます。