インドの国定史跡で戦死した兵士たちの慰霊碑、インド門を訪れてみませんか。この印象的なデザインの建造物をじっくりと眺めたり、軍事パレードやマーチング バンドを見学したりするほか、緑の芝生の上でピクニックやゲームを楽しむことができます。インド門は、 高さ 42 m (138 フィート) のアーチ型の慰霊碑で、第一次世界大戦でイギリス兵として戦って亡くなった、何万人ものインド人兵士を追悼するために造られました。1919 年のアフガン戦争で亡くなった 13,000 人を超える兵士の名前も刻まれています。門の下には、アマル ジャワン ジョーティという、さまざまな戦争で命を落とした無名戦士をしのぶ永遠の火がともされています
インド門を夕暮れに訪れると、美しくライトアップされたこの記念碑と周囲にある噴水をご覧いただけます。夜には、周辺の芝生地は、のんびりと食事をする家族やクリケットやフリスビーを楽しむグループなど、大勢の人でいっぱいになります。お弁当を持っていくのはもちろん、周りに数多くある屋台で地元の味を堪能するのもいいでしょう。フルーツ チャート (果物とジャガイモが入ったフルーツ サラダ) やベルプリ (風味のあるお米と野菜のスナック) を、ぜひ試しみてください。
インド門からまっすぐに伸びているラージパト (王の道) は、式典に使われる大通りで、両わきには、芝生や観賞用の池があり、木々が立ち並んでいます。インド門からこの通りの反対側の端までゆっくりと歩いていくと、インド大統領官邸、ラシュトラパティ バワンに着きます。大統領官邸内のムガール庭園は、池や噴水があるほか、多くの花々が植えられた、絵のように美しい庭園で、1 年のうちのある時期だけ一般公開されます。詳細は、官邸の公式ウェブサイトをご参照ください。
インド門やラージパト通りから、ニューデリー最大の祝祭の 1 つで毎年 1 月に行われる共和国記念日の行事を見てみましょう。この記念パレードでは、21 発の祝砲が放たれた後、ラクダ騎兵隊などのインド軍の軍楽隊による演奏があります。そして、3 日目の最終日に軍楽隊がビーティング リトリートという儀式を行って、この祝祭の行事は終了します。
ニューデリーの中心部に位置するインド門は、公共交通機関で簡単に行くことができ、最寄りの地下鉄の駅から歩いてすぐの場所にあります。インド門や周辺の敷地の入場料は不要です。