圧倒的な景色を求めて死の谷=デスバレーへ。アメリカ最低地点を旅するコツ
北米で最も低い土地、デスバレー。その最低地点はなんと海抜-85.5メートル。
夏場は50度を超す過酷な環境が驚異的な景観を造り出しています。ラスベガスからなら1泊2日のドライブ旅行で訪れることが可能。デスバレーの絶景ポイントに続いて、デスバレードライブ旅行の注意点とコツをご紹介します。
オンシーズンは10月下旬~5月下旬
デスバレーのベストシーズンは冬場。夏場は灼熱の地獄となり、まさに「死の谷」と呼ぶにふさわしい季節になります。この時期はドライブも要注意。路面は鉄板のように熱くなり、タイヤのバーストやエンジンのオーバーヒートが多発します。もしこの時期旅するならば、日中の時間帯は避け、早朝や夕方に移動するようにしましょう。
一方冬場は少ないながら降雨もあります。雨の跡は荒野が一気に草原となり、小さな花を咲かせます。特に混み合うのはクリスマスシーズン。この時期はホテルの値段も跳ね上がります。
ラスベガスから3時間弱の道のり
ラスベガスから、デスバレー国立公園へはおよそ200㎞。3時間弱のドライブで到着します。ラスベガスを抜けるまでは交通量が多く少し運転が厳しいですが、郊外に出てしまえば楽勝。160号線をひたすら西へ。デスバレージャンクションから約50㎞で、デスバレーの中心となる町、ファーニスクリークへ到着します。
途中にあるパーランプは田舎の保養地といった風情。カジノホテルがあり、日本の温泉旅館のように週末ちょっと泊まりに来て、カジノを楽しむおじいちゃんおばあちゃんみたいな人々がいてなかなか楽しい雰囲気です。カジノホテルは宿泊料金が安いので、例えばデスバレーからラスベガスの空港へ帰るなら、パーランプで一泊しても。余談ですが、私はパーランプのカジノでルールもよく分からず1ドルをスロットマシーンに投入したところ、いきなり68ドルになりました!とまあこれは偶然ですが、これもネバダ州ならではの体験。ラスベガスのような華やかさはありませんが、田舎町でカジノに挑戦してみるのもなかなか乙な物です。
国立公園の入場料は券売機かビジターセンターで購入する
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[one_half_last]デスバレー国立公園には、他の国立公園のようにゲートがありません。年間パスを持っている人はいいのですが、そうでない人は入り口の券売機かビジターセン ターで購入する必要があります。これが入り口にある券売機。国立公園内で駐車するときは常にダッシュボードの上に見えるように券をおいておきましょう。[/one_half_last]
園内の情報は常にビジターセンターでチェック
デスバレー国立公園は、灼熱による路面のひび割れや洪水など、様々な災害で道路が封鎖されていることも。まずは行動する前に、ビジターセンターで最新の情報を手に入れておきましょう。夏場の日中はあまりの暑さのために、バッドウォーターなど海抜の低いところは閉鎖されることも。
また私が訪れたときは記録的な豪雨の後で、園内の多くの道路が閉鎖されていました。その場合は、ビジターセンターで迂回を確認しましょう。デスバレーでは、自然災害で大事故に繋がる可能性があるのでくれぐれも慎重な行動を。
ガソリンの残量は常に意識する
デスバレーでは、思いの外ガソリンが早くなくなります。理由は広大な敷地に見どころが点在していて目的地が30~50km先なのはザラということと、アップダウンがとても激しいため。デスバレーきっての景勝地、ダンテスビューは標高1669m。最も低いバッドウォーターは海抜-85m。これを一気にクルマで登り降りするので、通常よりもガソリンの減りが早くなります。
デスバレー国立公園の中には、ファーニスクリークと、ストーブパイプウェルズの二ヶ所にガソリンスタンドがありますが、やはり割高で、1ガロン当たり3.71ドル。公園の外にあるビーティー(Beatty)まで行くと、1ガロン2.99ドルまで下がるので、公園手前のガソリンスタンドで満タンにしておき、どうしても足りなくなったら必要な分だけ足す、というようにすると良いでしょう。
滞在の中心はファーニスクリーク
ラスベガス側からデスバレーに入ると、最初に現れるのはファーニスクリークという町。
2軒のホテルと、ビジターセンター、ガソリンスタンドなどがあります。ホテルのうち「ジ イン アット ファーナス クリーク」は、1927年に建てられた高級ホテル。国立公園が制定される前からこの地にあり、集落から少し離れた高台にあり、眺めが抜群。パームツリーが茂り、リゾートムード満点です。雰囲気は良いですが、お値段もかなり高級。
一方、「ザ ランチ アット ファーナンス クリーク」は、全244室で、家族連れも多い気軽な雰囲気です。
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2階建ての棟が広い敷地に点在しています。
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[one_half_last]客室は清潔で快適。テレビ、Wi-Fi、冷蔵庫、コーヒーメーカー完備。コインランドリーもあるので、便利です。[/one_half_last]
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[one_half_last]敷地内にはレストランやバーのほか、品揃え豊富なグロッサリーストアや郵便局も。ホテル滞在客だけでなく、この地域で暮らす人達にとっても大切な役割を担っています。[/one_half_last]
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[one_half_last]また、公園の西側、カリフォルニア側にあるストーブパイプウェルズには、1軒のホテルとジェネラルストア、ガソリンスタンドがあります。[/one_half_last]
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[one_half_last]ホテルのレストランはビジター利用も可能。公園内には食事がとれるレストランが少ないので、覚えておくと良いでしょう。メニューは相変わらずハンバーガーとかステーキですが、なかなか美味です。[/one_half_last]
公園内のトイレには水道がない
公園内には、観光スポットにトイレが設置されていますが、手を洗う水道水はありません。ウェットティッシュや水、アルコール消毒ジェルなどを持って行くと良いでしょう。
デスバレー国立公園は、公共交通機関がないので、ツアーかドライブで行くしかありません。日中の暑さだけ気をつければ、そう危険なことはありません。ぜひ、見たことのない景色を眺めに出かけてみてはいかがでしょうか。
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