投稿者 : 直子 澄田、投稿日 2015 年 10月6日

これぞアメリカ中西部の景色!フィールドオブドリームスのロケ地を巡る旅

アメリカアイオワ州。なんとなく耳にしたことはあっても、地図を広げてどこにあるかぱっとわかる方は少ないかもしれません。ですが、私たちが思い描く「ザ・アメリカの田舎」の景色が広がるのがここ。それでは、見どころをご案内いたしましょう。

ケビン・コスナー主演映画「フィールドオブドリームス」のロケ地へ行く

フィールドオブドリームスのロケ地へ行く

ケビン・コスナー主演の映画「フィールドオブドリームス」。40代以上の方ならば、若い頃に観たことがあるのではないでしょうか? そこそこ洋画好きな子供だった私は、まだ小学生だったと思いますが、地平線の向こうまでトウモロコシ畑が広がる光景に萌えた記憶があります。そして、アメリカでは中産階級とか言ってもずいぶんでかい家に住んでるんだなーと衝撃を受けました。いや、映画自体は感動的で、算数のノートの表紙の裏に、映画の中で何回も繰り返される”if you built, he will come”という台詞を意味もわからず書いて、なんかかっこいい、とか思っていました。

それぞれが様々な思い出を持つであろう「フィールドオブドリームス」ですが、1988年の撮影にあたっては、実際にトウモロコシ畑が切り開かれ野球場が作られました。そして、それがそのまま現在まで保存され一般公開されています。

[one_half]フィールドオブドリームスのロケ地を巡る旅[/one_half]

[one_half_last]そのロケ地「フィールドオブドリームス ムービーサイト」があるのはアイオワ州の北東部のダイア-ズビル。

アクセスはクルマでないとほぼ不可能で、シカゴからだと車で約3時間半、アイオワシティなら約1時間半ほどの距離です。

あたりは本当に一面のトウモロコシ畑。そのトウモロコシ畑を進んでいくとなにやら広場が。そう、ここがあのロケ地です。[/one_half_last]

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本当にトウモロコシ畑の中に野球場があります! そして映画の中そのままの家! やっぱり豪邸にしか見えない・・・・・・。

入場料や 観覧料はなしという太っ腹。片隅に小屋があり、映画関連グッズを販売しています。訪れた人は、持参したランチボックスを木陰で食べたり、芝生に寝ころんだ り、思い思いのひとときを過ごしています。予約をすれば野球場でプレーもできるらしい。この日は地元の子供たちが野球をしていました。

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[one_half_last]なんと映画にでてくるゴーストプレイヤーが現実に・・・・・・!

と思ったら、これは特別な日にだけゴーストプレイヤーに扮して来てくれるボランティアの人。

映画にまつわる話を聞かせてくれたり、一緒に写真を撮ったりしてくれます。

昨年は映画ができてから25周年で、記念イベントではケビン・コスナーをはじめ、俳優陣や制作スタッフが訪れて、野球を行ったとか。[/one_half_last]

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そういえば、野球場の脇のベンチに、ケビン・コスナーのサインがあるそうで探してみました。

それがこれ。

ずいぶん無造作に置かれているんですね! 座り放題、踏み放題。

映画を観た人にはたまらないところです。逆に言うと、映画を知らないとぽかーんとしちゃうので絶対に観てから来た方が良いです。

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フィールドオブドリームス ムービーサイト(Field Of Dreams Movie Site)
公式サイト(英語):http://www.fodmoviesite.com

農業州ならではの博物館、「ナショナル・ファーム・トイ・ミュージアム」を訪ねる

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「フィールドオブドリームスムービーサイト」の近くに、少しおもしろい博物館があります。

アイオワといえば、メインは農業。桁違いに広大な農地を管理するには、優れた農機具が欠かせません。おそらくここで農業に従事する方々にとって、農機具とはファッションや音楽に並ぶ、いやそれ以上に生活に密着した重要なものなのでしょう。

ここはその農機具のおもちゃだけに特化した博物館「ナショナル・ファーム・トイ・ミュージアム」。2階建ての建物に、トラクター、草刈り機、収穫機などを精密に再現したおもちゃが並んでいます。おもちゃは、メーカーから取り寄せたものもありますが、多くはコレクターから寄贈されたもの。

まず農機具がこれほどに多種多様であること、そしてそれぞれの年代、モデル毎におもちゃが作られていることに驚き、次にその収集家が存在するということ、そしてそれを展示しようとするフィロソフィーに感銘を受けます。農機具全般に興味がなくても、ここに来れば、アイオワ州にとっていかに農業がいかに大切であるかがわかります。

 

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ナショナル・ファーム・トイ・ミュージアム
(National Farm Toy Museum)
公式サイト(英語):
http://www.nationalfarmtoymuseum.com

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アメリカ中部っぽい料理を食べる

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チェックのシャツを着た太った中年のおじさんたちがバーにやってきて、スポーツ中継を見ながら昼間っからビールとステーキを食べて、少々下品な会話をする・・・・・・。アメリカ映画を見ていると、ときどきそんなシーンを見かけます。ここ「アイリッシュ・シャンティ」はまさにそんな妄想を膨らまさせてくれる店。

1970代後半のオープン以来、アイオワ産の牛肉や豚肉を使った豪快なメニューを提供するレストランとして地元の人々に愛されています。名物は、ガンダーバーガー。パティは1ポンドということですがそれ以上ありそう。これを見ると、ニューヨークで行列ができるハンバーガーショップのバーガーなんてお上品に見えてしまいます。そのほか、ステーキやポークグリルなどどれも巨大サイズ。

カウボーイみたいな人々が次々訪れバーでビールを飲んだり、家族連れでやってきてボリュームたっぷりのランチを楽しんだり・・・・・・。実際には映画で見たような口汚く罵るおじさんは皆無で、みんなフレンドリー。どこから来たの?とか近所のおすすめの店とか教えてくれる、親切な人でいっぱいの店でした。

アイリッシュ・シャンティ(The Irish Shanti)
公式サイト(英語):http://www.thegunderburger.com

人の庭で花を摘む

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どこまで行ってもひたすらトウモロコシ畑。最初は感動するのですが、見慣れてくるとちょっと飽きてきます。この美しい景色を車窓からだけでなく、もっと楽しむ方法がないものか。

そこで地元の人々に人気なのが、お花摘みです。

“Miss EFFIE’S”では、6月から10月初旬まで自宅の庭を開放。ここに咲き誇る花々を摘むことができます。お花摘みはこのようなポリバケツに摘み放題で15$。アヒルの親子が散歩するのどかな空間です。

やはりここでも花を摘みにくるだけでなく、ランチボックスを持ってのんびりと過ごす方が多いよう。併設のショップで販売している地元の人々のハンドメイドの品もお土産に人気です。

笑顔が素敵なオーナー夫妻。笑顔でぎゅーってハグしてくれる、優しい奥さんがすてきです。

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Miss EFFIE’S
公式サイト(英語):
http://www.misseffiesflowers.com

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19世紀の町並みが残るかわいい町を訪ねる

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「フィールドオブドリームスムービーサイト」から北上して、ウィスコンシン州に向かう途中、マクレゴーという町があります。かつて交通の要所として発展した町で、現在でも19世紀の町並みが残ることから、アイオワの可愛らしい町10選に選ばれています。

メインストリートは石畳の道沿いにレンガ造りの家があり雰囲気良し。雑貨屋やレストランなどが並んでいます。看板猫が出迎えてくれる「Paper Moon Books&Beyond」は1階から3階までキュートな雑貨がずらり。

カウボーイ御用達店もあります。その他、カフェやアイオワ版ドンキホーテみたいな「なんでも屋」もあり散策が楽しい町。ドライブの休憩にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

雄大なミシシッピの景色を堪能する

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ミシシッピ川というとニューオリンズなどの南部を思い浮かべがちですが、アイオワも実はミシシッピ川に接する州です。その雄大な姿を見るならマウントホスマーパークへ。ミシシッピ川は、全長約3,779キロもありますが、その高低差はわずか450メートル。上流となるアイオワ付近でも、このような穏やかな流れです。

対岸はもうウィスコンシン州。ゆったりとした流れに見えても、浸食によってできた中州や増水の際に生まれたいくつもの支流があり、川の力強さを感じます。夕暮れには空を舞う、雄大な鷹の姿も。雄大な景色に圧倒されるはずです。

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取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA日本事務所