現地在住ライターのおすすめ!ガイドブックに載っていないミラノの名所5選
ローマやフィレンツェ、ヴェネツィアなどイタリアの他の都市と比べると見どころが少ないと言われがちなミラノ。しかし、実際にはガイドブックやウェブで紹介されていないだけで、数多くの「見るべき場所」があるのをご存知でしょうか?今回はそんなミラノでぜひ訪れてほしい、知られざる5つの観光地をピックアップしました!
1.サン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会
Photo by: Pedro
ミラノの中心部ドゥオモから徒歩10分の距離にあるサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会(Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano)。実はここは、幽霊がでたなんて話もある心霊スポットなのだとか。
外見は何の変哲もない白壁のモダンな建物ですが、建物右脇にある礼拝所に入るとその雰囲気は一変。なんと、壁の上から下までびっしりと骸骨で埋め尽くされています。もともとは12世紀中頃にペストやハンセン病などのなくなった人たちの共同墓地があった場所を前身としています。入るのには少し勇気がいりますが、心霊スポットが好きな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
サン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会(Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano)
住所:Via Verziere 2, 20122 Milano
電話番号:+39 02 7602 3735
営業時間:月~金曜 7:30〜12:30、13:00〜18:00、土曜日 7:30〜12:30
2.トッレ・ブランカ
Photo by: JasonParis
歴史ある建物が点在するイタリアの街では、景観を守る観点から高層建築物に対する規制が厳しく、日本のように高い場所から夜景を見られるスポットは多くありません。そんなイタリア・ミラノで、高所に上がることができる貴重な場所がこのトッレ・ブランカ(Torre Branca)と呼ばれる塔です。
塔の高さは108メートルと記録に残るほどではありませんが、それでもミラノ市内を一望するには十分。天気がよければアルプスまで見渡せます。ミラノの有名観光地であるスフォルツェスコ城からもそう遠くないので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
トッレ・ブランカ(Torre Branca)
住所: Viale Luigi Camoens, 20121 Milano
電話番号:(+39) 02-3314120
営業時間: 火曜 15:00~19:00、 20:30~0:00、水曜 10:30~12:30、 15:00~19:00、 20:30~0:00、木曜 15:00~19:00、 20:30~0:00、金曜 15:00~19:00、 20:30~0:00、土曜 10:30~14:00、 14:30~19:30、 20:30~0:00、日曜 10:30~14:00、 14:30~19:30、 20:30~0:00(月曜定休)
3.イゾラ地区
Photo by : Andrea Passoni
ミラノの流行発信地といえばコルソ・コモやナヴィリオ地区が有名ですが、こちらのイゾラ地区も若手のクリエイターや編集者などが集まる人気の高い場所。昼間は何の変哲もない住宅街のように見えますが、夜になるとカジュアルながら雰囲気のいいバーやレストランがオープンしはじめ、多くの人で賑わいます。
森のような建築物として有名なタワーマンション「Bosco Verticale(ボスコ・ヴェルティカーレ)」もこの近くにあり、散歩しているだけでも楽しい雰囲気。夕食前のアペリティーボ目的で、出かけてみてはいかがでしょうか。
4.サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会
Photo by: Fabio Omero
ミラノの繁華街であるトリノ通りに、目立たないようにひっそりと建っているサンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会(Chiesa di Santa Maria presso San Satiro)。ここも実は、ミラノの名所として密かに旅行者の間で人気のあるスポットです。
この教会の特徴は、なんと祭壇がだまし絵になっていること。思わず「え?」と耳を疑いそうになりますが、奥行きたったの97センチの祭壇にだまし絵を描いて、実際の空間以上に奥行きがあるように見せかけているのです。
残念ながら内部は写真撮影禁止のためお見せすることができませんが、ミラノの中心地にあるのでぜひお出かけしてみてください。ある意味、ドゥオモよりも興味深い体験ができる……かもしれません。
サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会(Chiesa di Santa Maria presso San Satiro)
住所:Via Torino 17/19 Milano
電話番号:(+39) 02-874683
営業時間:月~金曜 7:30~11:30、15:30~18:30、土曜 15:30~18:30
5.トッレ・ヴェラスカ(ヴェラスカ・タワー)
Photo by: David Orban
あの英ガーディアン紙が選ぶ「世界で最も醜い建築」ランキングで、選ばれたのがこのトッレ・ヴェラスカ(ヴェラスカ・タワー)です。基本的にオフィスや住居として使われているため一般の入場はできませんが、キノコのような特徴的な建物は遠くから眺めるだけでもその価値があるとして、特にデザイン建築が好きな人々からの人気を集めています。
一説によるとこのデザインは、近代主義の思想的・形態的な硬直性の神話を否定しようとしたもの……なんだとか。とっても難解ですが、この建物がほかにはない独創的なコンセプトで作られたことだけは間違いなさそうです。デザイン建築が好きな人は、ぜひ訪れてみてください!
トッレ・ヴェラスカ
住所:Piazza Velasca 3-5,20122 Milano
※観光地ではないため一般の入場はできません
ミラノへ行くならぜひ訪れてみて!
いかがでしたか? 誰もが知っている有名観光地というわけではありませんが、どれもそれぞれに面白さがあり、訪れる価値のあるスポットばかり。ミラノを訪れる際はぜひチャレンジしてみてくださいね!
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Milan-Hotels.d180012.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]ミラノのホテルを探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-Milan.d180012.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]ミラノへの航空券を探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Milan.d180012.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]ミラノ旅行・ツアーを検索[/button]
Cover photo by: Ale Desiderio
イタリアに関するその他の記事
北イタリアのミラノといえば、ファッションとデザインの街。イタリアの他都市と比べると洗練された雰囲気があり、通りを歩く人の装いがどこかおしゃれに見えるのも気のせいではないはず。せっかくミラノを旅行するなら、そんな最先端のモードの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
イタリアといえば、まず頭に浮かぶのはミラノやベネチア、フィレンツェ、ローマといった世界を代表する観光都市。これらの都市はもちろん素晴らしいのですが、イタリアの魅力はそれだけではありません。イタリアにはヨーロッパ屈指のリゾートエリアが点在しているんです。都市観光に1~2日をプラスして、ヨーロッパスタイルの優雅なリゾートバカンスを堪能してみてはいかがでしょう?
ミラノは、イタリア旅行の際に空の玄関口となる街。そのため日本はもちろん、世界中から多くの観光客が集まります。ただ、ミラノはローマやフィレンツェなどとは少し雰囲気が異なるため、どこを観光すればいいか迷う人も多いようです。 今回はそんな人に向けて、ミラノの定番スポットを1日で回るコースをご紹介しましょう。イタリア旅行を計画する際の参考にしてみてください。
誰もが訪れる定番の都市ではなく、少し足を伸ばして観光地ではないイタリアの空気を感じたい。そんな人には、トスカーナ州中部にあるシエナがおすすめです。 ローマやヴェネチアなどのような超有名都市ではありませんが、そのぶん観光客の姿が少なく落ち着いていて、イタリア本来の雰囲気を感じられる街です。今回はこのシエナの見どころやグルメ情報、楽しみ方などをまとめました。
トスカーナの古都シエナからローカルバスに乗って1時間とちょっと。丘陵地帯を抜けた先にはピエンツァという小さな街があります。日本での知名度はまだまだですが、世界遺産にも登録されているオルチャ渓谷の絶景に包まれ、さらにローマ法王ゆかりの地でもあることから多くの人が訪れる場所です。 大都会の喧騒をはなれ、トスカーナの田舎で一味違ったイタリアの空気を感じてみたい。ピエンツァはそんな方にぜひおすすめしたい街です。その楽しみ方や見どころなどをまとめてお伝えしましょう。