マレーシア最大の州、サラワク。マレー半島全体とほぼ同じ大きさです。ボルネオ島西部を占めるサラワク州には、ボルネオの魅力が詰まっています。ローカルフードを味わったり、文化の歴史をたどったり、無数にある手つかずのスポットを探検したりしてみましょう。数百年前で時が止まったかのように感じられる場所もあるでしょう。
先住民であるイバン族の人々が今も暮らすルマ パンジャイ (伝統的な長屋式家屋) も訪れてみましょう。かつては"首狩り族"として恐れられていましたが、現在はもちろん首狩りの慣習はありません。サラワク文化村では、先住民の文化を学ぶことができます。毎年 7 月には、レインフォレスト ワールド ミュージック フェスティバルを開催。国内外のアーティストが出演して人気を集めています。
サラワクは、トレッキングを楽しむ人々のパラダイス。ケラビット高地の山道を探検したり、バコ国立公園に生い茂るマングローブ林を踏破したり、アクティビティは満載です。グヌン ムル国立公園には自然の神秘がいっぱい。世界最大級の洞窟もあります。細長いボートに乗って川を下ったり、木々の間のつり橋を渡るムル キャノピー スカイウォークを体験したりするのもおすすめ。
州都のクチンは、旅の拠点に最適。クアラ ルンプールからの飛行機が発着するクチン国際空港があります。大部分の地域で道路が発達していないため、サラワク州内も飛行機で移動するのがおすすめです。
サラワク州に滞在するなら、ぜひ伝統料理を試してみましょう。生の魚をライムとスパイスで漬けたウマイや、チキンを竹筒に詰めて調理するマノ パンソが代表的。
年間を通して温暖で湿潤な気候ですが、11 月から 2 月は雨季のため雨量がさらに増えます。暑さへの対策を十分にして、手つかずの自然の宝庫へ。サラワク州はまったく新しい体験ができるエリアです。きっと忘れられない思い出となるでしょう。
