リヴォルノの中央広場といえばグランデ広場であり、そのまさに中央に位置する白い記念碑的建造物がグランデ宮です。北は市役所であるコムーネ ディ リヴォルノから、南はドゥオーモ (大教会堂) までの距離を占めています。グランデ宮と広場を見学して、リヴォ ルノの歴史を目の当たりにしましょう。本場のイタリア料理を楽しんだり、街の中心で人間観察にふけったりするにもよい場所です。
かつて第二次世界大戦でリヴォルノの街並みの大半が破壊されたあと、町の中心部は現代風に再建されました。グランデ広場を 2 つの独立したエリアに分け、戦争で全壊したグランデドゥカーレ宮 (リヴォルノを訪問した君主が滞在に使用してきた建物) を現代版に再構築するという計画が立てられました。
1950 年に建物の再建が始まり、2 年で完成しました。ファサードとポルチコはもとの宮殿の面影をとどめています。しかし、建物のほかの部分は完全に現代風です。
今日にいたるまで、このグランデ宮は論争の的です。市民の多くは、これさえなければ美しい広場にあって目障りだと考えています。実際に建物をよく見て、判断してみましょう。完成以来、この建物は多目的スペースとして機能してきました。現在は会議スペース、オフィス、いくつかのギャラリーが入っています。地元アーティストの作品が鑑賞できる場所です。
グランデ広場を訪れたらぜひ、広場に立ち並ぶたくさんのバー、カフェ、ショップをのぞいてみましょう。イタリアの有名な革靴やハンドバッグといった土産物がいろいろあります。忘れたくないのはリヴォルノの名物料理、カッチュッコを味わうことです。カッチュッコは地元でとれた魚介類をトマトで煮込んだこくのあるスープです。新鮮な魚介類で有名なマーケットや、海沿いを散策しながら美しい景色が楽しめる旧港も近くにあります。
グランデ宮はリヴォルノのまさに中心地にあります。バスの便がよく、また新 要塞などほかの名所からも歩いてすぐです。



















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