風変わりな形をした天文台、ジャンタル マンタル。この驚くべき遺跡を 2 ~ 3 時間見て回ってから、主要な建造物の周りにある庭園でピクニックを楽しんでみてはいかがですか。
この天文台は、ジャイプールのマハラジャ、ジャイ・シン 2 世が、星図の編さんや太陽系の惑星と星の軌道予測を目的として、1724 年に建設しました。今では周囲に背の高い建物があるために正確な測定は無理ですが、18 世紀の創意あふれる建造物の素晴らしい例であり、非常に偉大な能力を持つ、世界屈指の古い天文台です。
ガイド ツアーに参加して、天文学や 18 世紀のインドの科学的実践について学んでみましょう。惑星のパターンを観察するために使用された目盛りや機器の精巧な造りに驚かされます。日時計の機能を果たした巨大な三角壁、サムラート ヤントラを、ぜひご覧ください。その高さは、20 m (70 フィート) にも及びます。1 年で最も昼が短い日と長い日を算出する道具、ミシュラ ヤントラもじっくりと見てみましょう。驚くことに、この機器は世界の数都市の正午を示すこともできたのです。
ニューデリーの慌ただしい街中へ戻るのを少し遅らせて、手入れの行き届いた庭園を散策しませんか。この庭園は、街の中心部というロケーションの良さから、地元の人たちが友人や家族と待ち合わせをする場所として人気があります。昼ごろは非常に暑くなるので、早朝や夕方に訪れることをおすすめします。
この天文台は、日の出から日没まで開いています。また、少額ですが入場料が必要で、インド人と外国人とでは料金が異なります。さらに、ビデオ撮影には別途料金がかかります。
ジャンタル マンタルは、ニューデリー中心部の、 パーラメント ストリートに位置しています。地下鉄パテル チョーク駅に近く、入口のすぐそばにはバス停もあるので便利です。付近には、ゴール マーケットやセントラル パークなどの観光地があります。