19 世紀の建物、昔と変わらない中庭、並木道や緑のあふれる街並み。ウェストバリーは古き良き英国の村の雰囲気が残っています。この小さな村では、歴史のある建物などを見て回りましょう。庭園の中に灌木で作られた迷路から抜け出せるでしょうか。
村の共有緑地は 1830 年代に近隣に駐留していた兵隊のパレードにも使われた美しい場所。毎年 3 月にはウェストバリー アイリッシュ フェスティバルの会場となり、村の住民は聖パトリックの日を祝ってアイルランドから移住してきた祖先に思いを馳せます。緑地の真向かいに立つセントアンドルーズ教会に立ち寄りましょう。この英国国教会は 1836 年に建設が始まり、1890 年に完成しました。教会内に入ると美しい木彫りの装飾が目に入ります。1865 年にウェストバリーで生まれた木彫師エレン ノラ ペインの作品です。なかでも傑作は説教壇と「セブン シスターズ」と名付けられた木の屏風です。
ロンズデール プロムナードを歩いて、ウェストバリーのホワイト ハウスに行ってみましょう。19 世紀からの長い歴史の中でこの建物は、商店、蒸気製粉所、バス ターミナル、自転車工場と役割を変え、現在ではビンテージ カー博物館とパン屋が入り、19 世紀の雰囲気をよく残している部屋もいくつかあります。
さらに詳しい地元の歴史を知りたければ、ペアンズ スチーム ワールドへ。蒸気機関やトラクターなど、蒸気機関が活躍した時代の品々を展示しています。村の中を歩いて回るなら、ウェストバリー シルエット トレイルをたどりましょう。コースの途中にある 8 つの美術品には、村の歴史上の重要人物が描かれています。全長約 3.5 km なので、1 時間ほどで端から端まで歩けます。
家族連れにはウェストバリー メイズ & ティー ルームがおすすめ。約 3,000 株もの灌木で造られた緑の迷路で遊んだ後は、ティー ルームで飲み物を頼んでひと息つきましょう。
ウェストバリーはタスマニア北部メンダー バレー地域に位置し、車で約 20 分のローンセストンにある空港は、オーストラリア大陸各地から定期便が発着しています。歴史と文化を感じる街ウェストバリーをぜひ訪れてください。宿泊施設もさまざまなタイプが揃っています。