城や宮殿から、教会、要塞化された都市まで、ヨーロッパの歴史を感じることができるボークリューズ。西にはローヌ川、南にはデュランス川があり、東には山々が連なります。有名な都市、アヴィニョンの代表的な橋やアヴィニョン教皇庁などの観光スポットも見逃せません。
泉を囲むようにそびえる崖があるこのエリアは、「閉ざされた渓谷」という意味を持つラテン語の「vallis clausa」から名づけられました。多くの史跡が残るアヴィニョンは、エリアの西端に位置しています。石畳の通りを散策しながら、世界屈指の規模を誇るゴシック様式の宮殿、アヴィニョン教皇庁を訪れてみましょう。1300 年代に教皇庁としての役割を担っていたこの宮殿では、巨大な塔や美しいフレスコ画をお見逃しなく。
アヴィニョン教皇庁のすぐそばにあるサン ベネゼ橋も見逃せないスポットです。ローヌ川に架かるこの橋は、アヴィニョンの橋としても知られています。12 世紀には 20 のアーチがありましたが、現存するアーチは 4 つのみです。橋を見学していると、この橋が出てくる有名なフランスの歌、Sur le Pont d’Avignon が聞こえてくることも。
美しい自然を楽しみたい方は、フォンテーヌ ド ヴォクリューズへ。ボークリューズ山脈のふもとにあり、ソルグ川の源である天然の泉で有名な村です。川沿いを散策したら、城の遺跡に足を運んでみましょう。
美しい村、ゴルドにもぜひ立ち寄っておきたいところ。12 世紀に建てられたセナンク修道院は必見です。おすすめの時期は夏。近くのラベンダー畑で美しい風景を楽しむことができます。
フランスの南部に位置するボークリューズは、国際空港があるモンペリエ、マルセイユ、ニームからのアクセスが便利です。ニームから車で北東に 1 時間ほどでアヴィニョンに到着します。このエリアは地中海性気候のため、夏は暑く乾燥しており、冬は温暖です。
ボークリューズの町や村では、のんびりとしたフランス南部特有の雰囲気を楽しめます。