「共和国の庭」とも呼ばれるトゥクマン州。馬に乗って美しい田園風景を巡りましょう。この国の独立運動についても学ぶことができます。
トゥクマン州には魅力的な街がいくつもあり、先住民族の文化やインカの遺跡に触れることができます。そして、州都はスペインからの独立宣言がなされた場所でもあります。トゥクマン州はアルゼンチンで最も小さく、最も人口密度の高い州です。
州都トゥクマンは、近代史に触れられる街。白塗りのファサード、明るい青色のドアと鎧戸付きの窓が印象的なトゥクマン歴史の家を訪れましょう。ここは独立宣言の署名が行われた場所です。小さな博物館があり、植民地時代の遺物などが展示されています。
州都トゥクマンには、トゥクマン国立大学があるので、若者が多く、ナイトライフも盛ん。トゥクマンは、アルゼンチン北西部の都市の中では規模が大きく、活気があります。プラサ デ ラ インデペンデンシアに面する市庁舎に行ってみましょう。フランス バロック様式のデザインにイタリアのテイストが加えられた重厚な建物です。
西に 2 時間車を走らせて、緑の多いタフィ デル バジェへ。ここには、何千年もの間この地で栄えてきたコロンブス到達以前の文化を称えるインディオ記念碑があります。1940 年代に建てられました。カルチャキ渓谷に乗馬で出かけましょう。エスタンシア ラス カレラスなどの農場から出発します。
近くのロス メンイレス考古学保護区にも寄りましょう。ここには、2,000 年以上前の彫刻があります。背の高い岩に刻まれた彫刻に注目。彫刻毎にいろんな意味が込められています。
次は北西に向かい、アマイチャ デル バジェへ。この村には今も多くの先住民が住んでいます。この村では、パテロ ビーノと呼ばれる甘いワインを飲みながら、地元産のチーズや、鶏肉や牛肉の入ったエンパナーダを食べてみましょう。
トゥクマンは小さな州ですが、気候は地域によってかなり異なります。東部の夏は暑く乾燥した気候。一方、山の麓に広がるジャングルの夏は天気の荒れる日が多くなります。
トゥクマン州はアルゼンチンの北西部に位置し、周りには、サルタ州、カタマルカ州、サンティアゴ デル エステロ州があります。アクセスは、ブエノス アイレスから飛行機でテニエンテ ヘネラル ベンハミン マティエンソ国際空港へ。空港はサン ミゲル デ トゥクマンの東の郊外にあります。周遊にはバスかタクシーがおすすめです。
トゥクマン州は、コロンブス前の時代と、現代のアルゼンチンのさまざまな顔を見せてくれます。