「繊維機械館」と「自動車館」からなるこの記念館では、織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉と、自動車製造に取り組み、トヨタ自動車工業を創業した豊田喜一郎が今に伝える「モノづくり」の大切さを学ぶことが出来ます。ぜひとも館内ツアーに参加してみましょう。
豊田喜一郎の父、豊田佐吉が設立したトヨタは、自動車製造業でトヨタとして世界的に知られるようになる前、紡織会社の豊田として出発しました。豊田を「世界のトヨタ」に押し上げたトヨタグループの歴史と変遷を、「豊田自動織布工場」の跡地に立つこのレンガ造りの企業博物館でお楽しみいただけます。
繊維機械館に一歩足を踏み入れると、大正・昭和初期の紡織工場にタイムスリップしたかのような気分に。初期の道具から機会、現代のメカトロ装置の繊維機械まで、一堂に展示されています。実演や動態展示により、技術の進歩の様子が手に取るようにわかります。
自動車館では、トヨタの自動車づくrをさまざまな角度から知ることができます。創業期から現在まで、そzれぞれの時代の開発技術の足取りと、1900 年代初頭から現代のハイブリッドカー「プリウス」まで、各時代を代表するトヨタ車が展示されています。
お子様連れのお客様は、是非テクノランドをお見逃しなく。繊維機械や自動車に使われている原理やしくみを取り入れたオリジナルの遊具が揃っています。小さなお子様向けのキッズコーナーや、こどもライブラリーも併設。
「風に向かって立て」で巨大な羽根車が巻き起こす風とそれによって生まれる空気抵抗を体感したり、「テクノ-サーキット」では床に映ったコースの上を運転することで、自動車の基本動作も経験できます。忘れてはいけないのが、蒸気機関の展示コーナー。展示機は 19 世紀のスルザー社製の蒸気機関で、高圧 / 低圧 2 本のシリンダーと直径 4.7m の巨大なフライホールを備えています。
トヨタ産業技術記念館は、名古屋市西区の、元豊田自動織布工場の跡地に位置しています。アクセスは、名古屋駅から地下鉄あるいは市バスが最も便利ですが、敷地内には無料の駐車場もあります。記念館は月曜日および国民の休日以外毎日営業。入館は有料です。