サクロファーノのオプショナルツアー

コロッセオは、ティトゥス帝治世の紀元 80 年に完成したローマ帝国最大の円形闘技場。かつてはここで定期的に剣闘試合や公開処刑、有名な戦闘の再現劇が行われ、5 万人の観衆を熱狂させたと言われています。観衆の大歓声が聞こえてくることはもうありませんが、度重なる地震や建材の盗難、車の排気ガスに耐えながら、コロッセオは、今でもローマの中心にその姿を残しています。

ローマで最も大きな噴水であるトレビの泉は、ニコラ・サルヴィが設計し、ジュゼッペ・バンニーニが完成させた、バロック様式の傑作です。「トレビ」とはイタリア語で「3 つの道」という意味で、3 つの道が交差する場所にあることから、そう名づけられました。

ローマで最も美しいバロック様式の広場の 1 つとして知られるナヴォーナ広場のファサードは、17 世紀中頃にインノケンティウス 10 世によって作られました。この教皇は、ベルニーニやボッロミーニ、ライナルディといった建築家を起用して、この広場をローマ有数のすばらしい芸術空間に変えたのです。

ウクライナのオデッサにあるポチョムキンの階段や、ブラジルのリオ デ ジャネイロにあるセラロンの階段など、世界には有名な階段があちこちにあります。けれども、ローマのスペイン階段に匹敵する階段は、まずないでしょう。

世界的に有名な建造物が数多く残されたこの街に、ローマ帝国の権力と野望を象徴するモニュメントの 1 つとして、この神殿パンテオンは 2000 年の時を経た今も残っています。

ボルゲーゼ公園はローマきっての緑地です。ここには、きらきらと日光を照り返す湖や静かな庭園だけでなく、興味深い文化施設がいくつもあります。歩道や芝生をのんびり歩いて、ボルゲーゼ美術館へ。ルネサンス期の名作を集めた目を見張るような収蔵品を見ることができます。また、ローマ帝国以前の美術品を見るなら、国立エトルリア博物館に行ってみましょう。

サン ピエトロ大聖堂の巨大なドーム (イタリア語でクーポラ) は、小さなバチカン市国の偉大なシンボルであり、後期ルネサンスおよびバロック建築の代表でもあります。

スペイン広場の舟の噴水の周りには、世界中からひっきりなしに観光客がやってきます。ローマに足を踏み入れる人々のほとんど全員が、いずれここを訪れます。美しい噴水を眺めたら、広場を象徴するスペイン階段を上って、フランス スタイルの素朴なトリニタ デイ モンティ教会へ。教会の中ではフレスコ画を見ることができます。

質、量ともに世界最大級のコレクションを誇る驚異的なバチカン美術館はルネッサンス期の最高傑作とローマ時代の遺跡の数々を収蔵しています。