タラナキ港のそばに広がるシュガー ローフ海洋保護区を探訪しましょう。750 ヘクタールにおよぶ海底と海、浜辺の一帯で、家族みんなで楽しめるレクリエーション スポットです。水上には、多数の海食柱と 7 つの小さな島が浮かんでいます。これらはすべて、200 万年前にまでさかのぼる巨大な火山遺跡が海水によって侵食されたものです。さらに水中には壮大な峡谷や洞窟、岩面と玉石の海底が広がっています。
チャーター船の旅行会社でボート ツアーを申し込み、群島を訪ねてこの地域の歴史を学びましょう。西洋人の植民者がこの地にやってきたとき、島には原住民マオリ族の人々が暮らしていました。保護区の名前は、愛飲していた紅茶に入れた白砂糖に群島の姿が似ていたことから、キャプテン クックが名付けたといいます。彼が白砂糖に見立てたのは、化石化した真っ白な有機質肥料資源グアノ (鳥のフン) のことなので、なかなか面白いネーミングです。1820 年代に捕鯨基地が設置されたモトゥロア島もあります。
シュノーケリング セットをレンタルしたら、幻想的な美しさの水中に潜りましょう。ダイビング ツアーに繰り出すのもおすすめです。サンゴ礁の間に生息する 100 種類近い魚たちと一緒に泳ぎ、いつでも赤ちゃんを連れているニュージーランド オットセイの群れを観察してみましょう。水中の透明度が最も高くなり、20 m 先でも見渡せる夏と秋がダイビングのベスト シーズンです。
町でカヤックやカヌーをレンタルし、野生動物を眺めながらの水上ツアーに繰り出しましょう。地元の人々や観光客に人気の釣りに挑戦することもできます。キングフィッシュやミナミアオトラギス、フエダイその他の魚が釣れます。ただしこの海洋保護区は、魚釣りと海洋生物の捕獲が禁止されているタプアエ海洋保護区の北端と接しているのでご注意ください。
シュガー ローフ海洋保護区はニュー プリマスに近く、車で気軽にアクセスできます。群島はパリトゥトゥ ロックに隣接し、素晴らしい海と沿岸の景色を作り出しています。ガイドの依頼やカヤックのレンタル情報については、市内中心街のツーリスト インフォメーション センターでお尋ねください。