優雅な雰囲気が漂う 19 世紀の宮殿が特徴的なストロスマイエル美術館は、質の高いアートコレクションを誇ります。イタリア、フランス、スペイン、北欧、クロアチアなどから集められた作品は必見です。館内には、ティントレット、ブリューゲル、ヤンガーなどの有名なアーティストの作品も展示されています。
カトリック司教であり、影響力のある政治家でもあったストロスマイエル司教が、1884 年に市にコレクションを寄贈したことから、美術館が創立されました。中庭には有名なアーティスト、イヴァン メシュトロヴィチが手がけたストロスマイエル司教の彫刻があります。ストロスマイエル司教から寄贈されて以来、さらにコレクションは増え、現在は約 4,000 点の絵画や彫刻などが収蔵されています。館内には約 200 点の作品が常時展示されています。
美術館を訪れたら、まずは建物を見学してみましょう。ウィーンのネオ ルネッサンス様式を取り入れた宮殿は、司教の監督の下で建設が行われました。建築当初に設置されたクロアチア アカデミー オブ サイエンス アンド アーツは、現在もここにあります。
上層階のギャラリールームでは、ヨーロッパの様々な地域の作品が展示されています。ストロスマイエル美術館は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと鑑賞できる環境が整っています。ベリーニやアンジェリコなどのイタリア人アーティストの傑作をお見逃しなく。また、フランドル地方、オランダ、ドイツの画家のほか、フランスやクロアチアのアーティストの作品も展示されています。
12 世紀のバスカ石碑がある中庭にも足を運んでみましょう。クロアチアのクルク島から持ち込まれたこの石碑には、古い歴史のあるグラゴール文字 (スラブ語の最も古いアルファベット) が刻まれていると言われています。
ストロスマイエル美術館の最上階には、ストロスマイエル ギャラリー オブ オールド マスターズがあります。展示の案内があるため入りにくくなっていますが、一見の価値があるのでぜひ訪れてみてください。美術館は火曜日から日曜日まで開館しており、入場料がかかります。最寄りのトラム駅はズリンイェバスです。
