シュヴェリーンは、ドイツ北部に位置するメクレンブルク フォアポンメルン州の州都。ドイツで最も小さな州都で人口は 10 万人弱です。7 つの湖の中で最も大きいのがシュヴェリーン湖。広さは 63 ㎢ です。入り江の岸辺をぶらぶらしていると、漁師の姿を見かけるかもしれません。この湖に浮かぶ島に建つシュヴェリーン宮殿は、シュヴェリーン随一の人気スポット。元はメクレンブルク公爵の屋敷でした。現在は州議事堂として使用され、宮殿博物館も入っています。
シュヴェリーン湖は、他の湖や川とつながっています。湖の南岸にあるシュヴェリーン ムエス野外博物館に行けば、メクレンブルク地域の文化や自然、伝統を楽しむことができます。この博物館は、復元した 18 世紀の村を使っているのが特徴です。
宮殿が立つ島の向かい側にあるのはアルター ガルテン広場。周囲には、メクレンブルク州立劇場や州立博物館など 19 世紀の美しい建物を見ることが並んでいます。
次は、街で最古の建物、シュヴェリーン大聖堂を見に旧市街のマルクト広場へ向かいましょう。大聖堂は数世紀に渡って再建と改築が繰り返されてきましたが、天国への門と呼ばれる部分だけは元の姿のままで残されています。マルクト広場に行ったら、チューダー ゴシック様式の市庁舎も訪ねてみましょう。
シュヴェリーンでは、一年を通してさまざまなイベントやフェスティバルが開かれます。5 月に訪れれば、メクレンブルク フォアポンメルン音楽祭、映画祭、「ヴァイス フロッテ」の船のパレードが楽しめます。毎年 6 月から 7 月にかけては、陶器市に五湖マラソン、ドラゴン ボート祭りが開かれ、その後も旧市街祭りにワイン祭り、シュヴェリーン文学祭と続きます。
市内は路線バスとトラムで回れます。シュヴェリーンへアクセスするには列車を利用。ベルリン、ハンブルク、ロストックからシュヴェリーン中央駅までの列車が出ています。