プラニ ハブリは、複数の様式が融合したインドを代表する傑作建築物です。最初に建築されたのは 16 世紀のこと。その 200 年後に改築され、ヨーロッパ様式が付け加えられました。馬蹄のような形をしているのが特徴の宮殿で、博物館と学校を併設しています。また、「世界最長の衣装部屋」やクラシックカー、豪華な骨とう品を見ることができます。
ニザーム王がこの宮殿をはじめて居城としたのは、18 世紀のこと。有名な衣裳部屋には、ニザーム王朝時代の伝統的な衣装が収められているので、ぜひのぞいてみてください。長さ 73 m (240 フィート) の 2 階建の衣裳部屋で、長さが 305 m (1000 フィート) ある 2 つのホールのうちの 1 つに備え付けられています。年代物の木製のエレベーターにもご注目ください。インドで最も古い手動式木製エレベーターです。
宮殿の床には複雑なモザイク画が描かれており、壁にはタイルが敷き詰められています。歩きながら、そちらにも目を向けてみてください。宮殿内を見学したら、庭も歩いてみましょう。ヨーロッパ様式の宮殿とは対照的な、インド様式の庭です。
骨とう品や王家の宝物が展示された博物館も必見です。ハイデラバードの有名な建築物の黄金の模型など、金銀製品が集められています。1930 年製のロールスロイスをはじめとする貴重なクラシックカーも、ぜひじっくりとご観賞ください。
プラニ ハブリは、定休日の金曜日をのぞいて毎日朝から夕方まで開いています。入場は有料で、建物の中で写真撮影をする場合は別途料金が必要です。
場所は、ムシ川の南岸。バスでお越しの場合は、入口のそばにプラニ ハブリ バス停留所およびミア アラム マンディ バス停留所があります。また、プラニ ハブリから東に 1 km (0.6 マイル)、徒歩 10 分ほど離れた場所には鉄道駅があります。プラニ ハブリを訪れた際は、歩いてすぐのサーラール ジャング博物館にも足を延ばしてみてください。