博物館や工芸品を売る店があり、プンタ アレーナスの優れた建築が集まるムニョス ガメロ広場。広場は街の歴史の中心であり、マガジャネス州の人々の勤勉さが感じられる場所でもあります。その魅力の源は、豪華な住居や事務所を建てた裕福な起業家の存在が大きいようです。ムニョス ガメロ広場の名前は、元市長のベンヤミン ムニョス ガメロから取ったもの。
対角線に小道が通り、シラカバやイトスギの木で木陰ができています。この広場で人間観察を楽しんでみては。写真を撮る旅行者もいれば、木登りをする子供や昼の休憩をする地元の労働者も。露店では、アルパカやラマの毛で編んだ、服や帽子、スカーフなどが売られています。
広場の真ん中で一際目立つのが、フェルディナンド マゼラン記念碑。ポルトガルの探検家フェルディナンド マゼランによるマゼラン海峡の発見 400 周年を記念して建てられたものです。広場の南側には印象的な鉄製の売店が。これは、1910 年にチリ建国 100 周年を祝って設置されました。
広場の周りの通りには、コロニアル建築の立派な建物がいくつも立っています。北側にあるのはサラ ブラウン宮殿。牧羊業を営む裕福な事業家の妻が建てた大豪邸です。そのすぐ近くにあるのは、フランス風のブラウン メネンデス邸。たくさんある部屋を順番に歩いて見ていくと、アンティーク美術や陶磁器、肖像、当時の家具など、豪華な調度品ばかり。
広場の西側にはエレガントなプンタ アレーナス大聖堂。中に入って宗教芸術や聖像、ステンドグラスをぜひご覧ください。
広場から少し歩いたところには、マガジャネス州立博物館があります。ここには、芸術、考古学、民俗誌学、写真に関するコレクションが展示されており、マガジャネス州の歴史について知ることができます。特に、この街の発展に寄与した畜産業についての展示は必見です。
ムニョス ガメロ広場はプンタ アレーナスの歴史の中心地。街のどこからでも徒歩やタクシーで簡単に行くことができます。相乗りタクシーは便利。広場のすぐ近くに停まります。自動車で行って駐車場を利用することもできます。