大きな広場のカフェで一休み。周りを眺めたり、堂々とした記念碑を観察したりしましょう。
パリのにぎやかなマレ地区を巡ったら、レピュブリック広場に行ってみましょう。周りの路地や大通りに並ぶお店のウインドーショッピングに疲れたら、舗装されたこの広場で一休み。レピュブリック広場 (共和国広場) の名前は、フランス共和国に由来しています。かつては車がひっきりなしに通るロータリーでしたが、大規模な再開発が行われ、2013 年に現在の姿になりました。
広場の中心にあるのが、レピュブリック記念碑。シャルル モーリスとレオポルド モーリスの芸術家兄弟による作品です。フランス共和国を象徴するマリアンヌ像が置かれています。背の高い台座上にマリアンヌのブロンズ像が立ち、右手にオリーブの枝を掲げ、左手に「人の権利」と記された石板を持っています。
記念碑の台座にも装飾が施されています。3 つの石の彫刻は、フランス共和国の標語である自由、平等、友愛を表しています。レリーフには、フランスの歴史の重要な出来事が刻まれています。台座には、「フランス共和国とパリ市の栄光を記念する碑 1883」とあります。
カフェのテラス席や広場のベンチに腰を下ろして、行き交う人々を眺めましょう。地下鉄の駅から出てきた観光客たちが、広場の古典様式の建築に感嘆する様子を見ることができます。ストリートパフォーマーやスケートボーダーたちもその腕前を披露します。ここでは時折、無料のコンサートや政治集会も開かれることも。
広場はセーヌ川の右岸にあり、3 区、10 区、11 区の分岐点に位置しています。広場の真下には地下鉄のレピュブリック駅があります。バスもいくつかの路線がここで停車します。
レピュブリック広場はいつ行ってもにぎやか。夜は、ここで待ち合わせて、近くのバーやクラブ、劇場に出かけましょう。