ロカルノの町の中心、グランデ広場は、だだっ広いマッジョーレ湖の湖底跡を利用して 19 世紀に建設されましたが、現在は瀟洒 (しょうしゃ) なビルや重要なランドマークが立ち並び、歴史の古さが実感できる広場となっています。毎年 8 月にはロカルノ映画祭で世界随一の野外映画劇場に変わり、大活躍します。ロカルノを訪ねるなら、この大広場の石畳をあちこち歩いてみるのは外せません。
ロカルノ旧市街からグランデ広場まで、街路をたどりましょう。この広場は雄大なスイス アルプスがよく見え、堂々とそびえるアルプス山脈の壮大なスケールを市街中心部にいながら実感できる、貴重なスポットとなっています。レストランやカフェの屋外席に座り、食事や飲み物を味わいながら、素晴らしい景色も楽しんでください。冬の間もブランケットを借りると、凍えることなく屋外席の良さを満喫できます。
この広場に面した建物の多くは、広場ができる何世紀も前からその場所に立っていました。市庁舎をはじめ、これらの歴史ある建物は、広場に作り変えられた湖の岸辺に沿って立っていたのです。ルキーノ・ヴィスコンティの作品まで含め、多彩な建築様式が混在する様子は面白く、地元出身の建築家ドメニコ・フォンタターノの設計に基づいて造園された庭園は散策しがいがあります。
ロカルノに 8 月に訪問すると、ロカルノ映画祭の本部となり、巨大な屋外映画劇場に変わったグランデ広場を見ることができます。ヨーロッパ最大級のスクリーンで映画祭の主要映画を鑑賞しようと、視聴者が押し寄せるため、会期中の広場は毎晩 8,000 人ほどの人出があります。その人ごみに紛れ、美しいマッジョーレ湖を背景に眺めながら次々と映画を楽しみましょう。
グランデ広場はロカルノ中心街にあり、中心部のどこからでもさっと歩いて行くことができます。周辺には路上駐車場があり、バスが定期的に広場を通ります。