市内に残る最も古い邸宅を利用したパース博物館は、地域の発展の歴史を物語る施設。19 世紀、軍事基地として開拓された街に移り住んだ当時の人々の暮らしを知ることができます。
優美な外観のマセソン ハウスは、この町の商人であり議員でもあった Honorable Roderick Matheson が暮らした邸宅。砂岩造りの建物の中は、いくつもの部屋が当時のままに復元され、常設展や特別展が開催されています。文化施設としての受賞歴もあるパース博物館は、この地域で最も人気の高い観光名所のひとつです。
パース博物館に向かって歩いていくと、この大邸宅がひときわ目立つ存在であることがよくわかります。パースのダウンタウンにあり、中央地区の商店、レストラン、カフェに囲まれたロケーション。建物に到着したら、まずは砂岩のファサードを眺め、右側にあるスコットランド風の庭園を歩いてみましょう。花の香りを楽しんでから家庭菜園へ。いろいろな種類のハーブが植えられた庭には、野外窯もあります。近くの中庭では夏になるとさまざまなイベントが開催されます。
外の様子を眺めた後は、マセソン ハウスの中へ。歴史を感じさせる 4 つの部屋は、細部までこだわって再現されたもの。アンティークの調度品が並び、ほぼ 1 世紀にわたりマセソン家の人々が暮らしていた当時の雰囲気が伝わってきます。応接間、食堂、客間、台所と回った後は、階段を昇り特別展やパースの歴史に関する展示を見学しましょう。歴史的な決闘で使われた拳銃、さらに 1893 年のシカゴ万国博覧会に出品するため 1 万頭の牛のミルクから作られたというマンモスチーズのひとかけらも残されています。
パース博物館とマセソン ハウスはゴア ストリート イーストに面し、パースの中心部から歩いて数分。博物館にも数台分の駐車場はありますが、町の中心部は徒歩でも十分に回れる広さです。博物館は毎日開館。入場料代わりに寄付金を募っています。
