ノーフォーク島はオーストラリアからもニュージーランドからも飛行機で数時間の距離にあり、静かに休暇を過ごすにはもってこいの場所。面積は約 35 平方キロメートルなので、島内を端から端まで回って海岸線の素晴らしい景色を楽しめます。切り立った断崖や人里離れたビーチを発見しにレンタカーで出かけましょう。

この島の古くからの首都であるキングストンは、島の南岸のスローター湾に面しています。囚人遺跡は、19 世紀初期に囚人定住地として利用されたこの島の歴史を物語っています。今では植民地時代の建物が再現され、博物館もあります。

ノーフォーク島の興味深い歴史を知るなら、キングストンのバウンティ フォーク ミュージアムへ。ノーフォーク島は、イギリス海軍のバウンティ号で起きた反乱事件と深い関わりがあります。反乱者とタヒチ人の子孫たちが、1856 年にノーフォーク島に移住したのです。島の伝統である「ノーフォーク ウェイブ」と呼ばれる島の住民同士の心温まるあいさつや、18 世紀の英語とタヒチ語が混ざったこの島独特のノーフォーク語を耳にするかもしれません。

バーント パインの街には多くの島民が住んでいます。ぶらぶらすると、この島ののんびりした雰囲気が味わえます。メイン ストリートとビレッジ プレイスには、商店、ホテル、レストランが並んでいます。ここでの買い物には、オーストラリアやニュージーランドでは課せられる税金や関税がかからないので、心置きなくショッピングを楽しめます。バーント パインのレストランを予約して、新鮮なシーフードに舌鼓を打ちましょう。この島の近海で獲れるフエフキタカノハダイの料理や、伝統的なポリネシアン料理をベースにした名物料理などがおすすめです。

土曜日にバーント パインで開かれるファーマーズ マーケットをのぞいてみましょう。島の案内所もここにあります。

ノーフォーク島国立公園をハイキングして、ピット山とベイツ山から雄大な景色が楽しめます。この島では、陸でも海でも固有の動植物が見つかります。シュノーケリング、ダイビング、釣り、グラスボートのツアーを予約して、美しい野生生物やサンゴ種を見に行きましょう。

ノーフォーク島へは、オーストラリアならシドニー、メルボルン、ニューカッスル、ブリスベーンから、ニュージーランドならオークランドから飛行機で数時間の距離です。ノーフォーク島国際空港はバーント パイン近郊にあります。島では車、スクーター、自転車をレンタルしましょう。公共交通機関はありません。