新宮殿は、シュトゥットガルトの中心部にある人目を引く建物。かつては王宮として使われていました。ヴュルテンベルク公にふさわしい居城を造るため、ヴュルテンベルク公カール オイゲンの命で建てられました。豪華な建物の外観、内装、目の前の庭園を堪能しましょう。
新宮殿は、広大な前庭を持つコの字形の巨大な建物。バロック様式の壮麗なデザインは、17 世紀に建てられたフランスの宮殿と比較されることもしばしば。前庭の入り口にある台座の上で存在感を放っているのは、バーデン ヴュルテンベルク州の紋章にあるライオンと雄ジカの彫刻。ファサードの欄干には彫像がずらりと並んでいます。
宮殿内に入ると、アンティーク家具にシャンデリアがきらきら輝く部屋や大階段に圧倒されるばかり。部屋を見ていくと、ヴュルテンベルク公がここで過ごした豪華絢爛な日々が目に浮かんできす。部屋を見学するにはガイド ツアーに参加する必要があります。ツアーの開催時間は月や曜日によって異なります。
宮殿の前にあるのがシュロス広場。芝生が広がり、広い歩道があります。広場中央にそびえ立っているのが、コンコルディア アレゴリエと呼ばれる勝利の柱です。ベンチに座ったり芝生に寝そべったりしながら、目の前を行き交う人々や美しい建築物を眺めて。シュロス広場では、夏の野外コンサートからクリスマス マーケットまで 1 年を通してさまざまなイベントが開かれます。
宮殿の北側にあるシュロス公園は、中央に池がある大きな公園。この公園から北東に向かってビア ガーデン、サイクリング コース、動物園、植物園などが続き、U の字のように曲がっている形からグリーン U と呼ばれています。
シュトゥットガルトの街の中心部にある新宮殿は、徒歩でも公共交通機関でも簡単にアクセスできます。シャルロッテンプラッツとシュロスプラッツの地下鉄駅から歩いて 5 分かかりません。
宮殿のガイド ツアーについては、近くのケーニヒ通りにある観光案内所で尋ねてください。