かつては国事の中心地だった新古典主義建築のこの建物は、現在は国立文化宮殿として、科学博物館、自然史博物館、美術館の複合施設となっています。
国立文化宮殿には、かつてニカラグア政府が置かれていましたが、現在は膨大なコレクションを所蔵する国立の博物館施設となっています。新古典主義建築の立派な建物の中で、この国の魅力的な地理や人々が歩んだ歴史について学びましょう。古代の陶磁器、道具類などの文化財を見学し、ニカラグアが誇る国内トップ クラスのアーティストたちの作品を鑑賞しましょう。
自然史展示室では、5 億年の時をさかのぼることができます。ニカラグアの湖の形成について知識を深め、国中に分布する火山性鉱物の標本に触れてみましょう。お子様連れには、地上最初の動物をテーマとして取り上げた、玩具による学習体験がお勧めです。
古生物学展示室では、先史時代の大型哺乳動物の骨格を観察できます。オオアリクイやクジラの本物の骨格標本も必見です。
コロンビア以前の時代の陶磁器の展示室では、古代陶磁器の豊かさを知ることができます。紀元 2000 年から 16 世紀初めまでの彫塑像、道具類、宝飾品が公開されています。メタテ展示室では、古代部族が穀物をすりつぶすのに利用した石器類を見ることができます。これらの道具類は、1,200 年以上前に、火山岩から作られました。
アートが好きな人には、ラテンアメリカ地域のアーティストの作品を展示したラテンアメリカ展示室をご覧ください。ロドリゴ・ペニャルバ展示室では、期間限定の特別展が行われています。
国立文化宮殿は毎日開館しており、若干の入館料がかかります。2 か国語に対応できるツアー ガイドがいます。マナグアの歴史の中心地、革命広場としても知られる共和国広場内に位置しています。この広場には、旧大聖堂、大統領邸、ニカラグア大統領官邸など重要な建物があります。