ムシナは南アフリカ最北端にあり、バオバブの地と呼ばれる地域に位置します。バオバブは樹齢数千年にもなるといわれる巨木です。景色の美しさや野生動物だけでなく、この街は古代アフリカ文明の遺跡があることでも知られています。
このエリアをドライブすると、息をのむほどの絶景に出会えます。ムシナ自然保護区では、バオバブの森が広がっています。バオバブの枝は横に広がり根っこのように見えるので、さかさまの木とも呼ばれています。保護区内をドライブやハイキングをすれば、数百本のバオバブの木を目にすることができます。ここではサンド リバー片麻岩と呼ばれる巨岩群を探してみましょう。25 億年前のものだと考えられています。保護区では、キリン、シマウマ、アンテロープなどの野生動物も見つけてみましょう。
ムシナ実験農場は、38 ヘクタールという想像を絶する巨大な花崗岩の一種の上に立っています。この岩はマタクウェと呼ばれています。
ムシナの古代史について知るにはマプングブエ国立公園へ。ここのマプングブエの丘は、考古学者が発掘した古代都市の遺跡があります。11 世紀に栄えたアフリカ文明の拠点だった場所です。案内センターでは、この遺跡から発掘された金箔が施されたサイの像などを見学できます。
公園では他にもアクティビティに参加できます。夕暮れ時や夜間のゲーム ドライブに出かけたり、森で樹上のキャノピー ウォークを歩いてみたり。自然が好きなら、バオバブやイチジグ、アカシアなどの姿のいい木の写真も撮りたくなるはず。
ムシナは南アフリカの北東部、ジンバブエとの国境沿いに位置します。最寄りの主要空港はポロクワネ国際空港で、南に 200 km の距離にあります。
ムシナでは絶景や自然の驚異、野生動物に興味をそそる歴史を一年中楽しめます。この地域の気候は高温で乾燥していますが、冬は夜になると寒くなります。