リパリ島の古い城塞を見学して、海賊の攻撃に立ち向かい、数々の文明に支配されたこの島の波乱万丈の歴史にひたりましょう。ひなびた西岸をめぐり、柔らかな砂浜と水温の高いマリンブルーの海が広がるビーチでのんびり過ごすのもおすすめです。
まずはリパリの街へ。活気ある雰囲気を楽しめます。マリーナ コルタでは小さなお店やデリをのぞいている間にも、港から海に出ていく船が見えます。
街の中心部を通るビットリオ エマニュエレ通り沿いのカフェでランチの後は、城塞へ。1544 年に海賊バルバロッサの襲撃を受け、住民が殺害され建物が焼き尽くされた後に建設されました。かつてこの場所で商売をしていた多くの店は別の場所へと移りましたが、今も眺めの良さは変わりません。
城塞地区の目玉はエオリエ州立考古学博物館。古代の文化財のコレクションが充実しています。古代ギリシャ帝国がこの島を支配していた時代の演劇用仮面は見ているだけでも楽しく、ローマ帝国の難破船から引き揚げた謎の積み荷も興味を引かれます。
次は聖バルトロメオ大聖堂へ。この大聖堂は 17 世紀のバロック様式の華麗な内装が見ごたえがあります。正面入口近くにある 12 世紀のベネディクト派修道院付属回廊は、バルバロッサの攻撃以前にここにあった教会の名残をとどめる唯一の建築物です。
島内の建築物を見て回った後は、緑豊かで落ち着いた田園地帯を歩いてみましょう。南西の海岸線沿いは切り立った崖が続き、所々に岩場があります。ヴァッレ ムリア ビーチの人けがなく灰色の砂浜に立ち寄って泳いでみても。
リパリ島には美しいビーチがいくつもあります。人気上位のビーチはリパリの街から北へ車で 10 分ほどの所に集中しています。ビアンカ ビーチは高い崖に囲まれた静かな入り江。一方、カンネートの海岸沿いにはレストランが並んでいます。夕日を眺めながら新鮮なメカジキやイカを味わいませんか。
リパリ島にはさまざまな宿泊施設が揃っています。街にはホテルがあり、島のあちこちにプライベート ヴィラが点在しています。フェリーと高速ジェットフォイルがシチリア島のミラッツォから定期運航しています。シチリア島からはイタリア本土へのアクセスも豊富です。
リパリ島で人の少ないビーチや古代の文化を満喫しましょう。