沖縄の県庁所在地、那覇を訪れたら、沖縄で最も賑やかな通りとして知られる国際通りをお忘れなく。沖縄ならではの琉球ガラスや琉球漆器を扱うお店のほか、泡盛や沖縄料理を楽しめる飲み屋も数多くあり、ふらりと店に立ち寄って沖縄民謡や琉球舞踊を楽しむこともできます。
県庁北口スクランブル交差点を起点に、安里(あさと)三叉路まで一直線に 1.6km 続くこの国際通りは、第二次大戦後アメリカ占領時代に建てられた「アーニー パイル国際劇場」という名の映画館にちなんで名付けられたと言われています。「アーニー パイル 国際劇場」はもうありませんが、戦後の焼け野原から目覚しい発展を遂げたこと、長さがほぼ1マイルであることから、「奇跡の1マイル」とも呼ばれ、世界各地から訪れる観光客でいつも賑わっています。那覇だけでなく、沖縄県最大規模の繁華街として人気が高い観光地です。
国際通りはお土産を買うのに最適な場所。やちむんと呼ばれる工芸品や泡盛、南国らしい珊瑚をあしらったアクセサリーや琉球ガラスなど、沖縄旅行の土産物でそろわないものはないと言っても過言ではありません。なかでも人気があるのは、小さなシーサーの置物。この伝説上の獣の像は、悪霊や災いを追い払う魔除けとして沖縄の家々の屋根に設置されています。もう 1 つ沖縄土産として人気が高いアイテムをあげるとすれば、かりゆしウェア。1970 年代に沖縄観光の PR の一環としてハワイのアロハシャツからアイデアを得てデザイン、発売されるようになったものです。
お腹が空いたら、是非道路沿いのカフェで沖縄料理に舌鼓を打つことをお忘れなく。一見紫色をしたサツマイモに見える、紅芋は特にオススメ。ケーキやシチューだけでなく、ヨーグルトやアイスクリームにも紅芋バージョンがあります。
夜遅くまで賑わいをみせる国際通り。日が落ちたら、あちこちのレストランから流れてくる美味しそうな匂いに誘われて通りにでてみましょう。せっかく沖縄にいるのだから、是非地元ならではのゴーヤーチャンプルーやラフテー、そして本土では見かけない亜熱帯の沖縄周辺独特の魚のさしみ料理がオススメです。お腹がいっぱいになったら、地元っ子に混じって人気のバーへ移動。国際通りの夜はまだまだこれからです。
日曜日には、国際通り全体が歩行者天国となるため、数多くのストリート・パフォーマーやダンサーで普段以上の賑わいを見せます。所狭しと通りに広がる屋台で伝統的な沖縄料理を楽しみながら、お祭り気分を満喫してください。
国際通りは那覇市の沖縄県庁目の前、県庁北口交差点から安里三叉路にかけて約 1 マイル (1.6km) 伸びている通りです。