タスマニア州の最北端の島がキング島。美しいサーフ ビーチや歴史ある灯台などがあり、静かに過ごすには最高の場所です。特産品はクリーミーなチーズ。キング島の人たちはとにかくフレンドリー。島民の多くは、60 隻以上の難破船から生きて島にたどり着いた船員の末裔です。
キング島に街は 3 つ。グラッシー、ナラクーパ、そして一番大きなカリーです。街で地元の人たちと交流するも良し、ビーチをのんびりと歩くも良し。サーファーには、ブリティッシュ アドミラル ビーチや、カリーに近いポーキー ビーチなどが人気です。
長さわずか 64 km のキング島ですが、歴史に彩られた見どころが豊富。たくさんのコースがあり、車の通行が少ないので、多くの名所に徒歩または馬に乗って行くことができます。キング島には 1861 年に花こう岩で建てられた灯台があります。それはケープ ウィッカム灯台。48 m の高さを誇り、南半球で最も高い灯台の 1 つです。
カリーにあるキング島歴史博物館へ行ってみましょう。難破船のことやアザラシ漁の歴史、島の鉱業について学ぶことができます。石灰質が多い砂のため石灰化した 7,000 年前の森の跡も必見。これは、カリー郊外のサウス ロードにあります。島のあちこちに、キング島に住み着いた退役軍人について書かれた看板があります。ハイキングをする際は、見つけて読んでみてください。
キング島を訪れたら食べたいのはチーズ。カリー近くにあるキング アイランド デイリーのチーズはクリーミーで美味しいことで有名です。ダブル ブリー チーズやソフト ブルー チーズを食べながら、タスマニアン ワインはいかがでしょう。チーズとワインをお供にバス海峡に沈む夕日を眺めれば、最高の気分です。
ロブスターやアワビの漁も島の産業。島のレストランやクラブでは、新鮮な甲殻類の料理を食べることができます。自分で捕ったものを自分で調理して食べる “食べ物のないレストラン” 「ボートハウス」もおすすめ。ボートハウスを改装したもので、アート ギャラリーにもなっています。
キング島へは、メルボルンのタラマリン空港かムーラビン空港から飛行機を利用します。また、タスマニアのローンセストン空港やバーニー空港からも便があります。島の夏は過ごしやすく、冬は乾燥した気候。つまり、キング島は年中アウトドアを楽しめる素晴らしいところだということです。