この双方向型の博物館で、20 世紀に到来する観光ブーム以前のキーウエストの主要産業について学びましょう。キーウェスト シップレック博物館は、この街で有数の人気を誇る博物館です。俳優たちが館内を案内してくれるので、家族そろって展示を楽しむことやアクティビティに参加することができます。海底から回収された歴史的遺物を見学したり、サルベージ (沈没船の引き上げ) について学んだりするほか、見張り塔の頂上に登って 360 度の景色を眺めてみてはいかがですか。
キーウエストで最も成功を収めたサルベージャーであるエイサー・ティフトに会いましょう。この 19 世紀の人物を演じる俳優が、博物館の中を案内したり、フロリダキーズ沖の海で船の難破がよく起こった 1890 年代のキーウエストについて話をしたりしてくれます。ティフトが運営していた、高さ 20 m (65 フィート) の見張り塔を備える 19 世紀当時の姿が再現された倉庫も、見て回りましょう。木造の階段を上って塔の頂上に上がり、難破している船がいないかを確認してみてください。
難破船のアイザック アラートンから回収されたさまざまな遺物を見ることもできます。1985 年まで引き上げ作業ができませんでしたが、キーウエストのサルベージャーたちがやっとのことで船体から回収したのは 5 万ドルを上回る価値の遺物でした。これは、キーウエストの長い歴史の中で最も高額な引き上げ物の 1 つです。博物館の展示室を訪れて、ビン類やさまざまな道具のほか、ろうそくなどもご覧ください。この博物館には他の難破船の遺物も展示されており、スペインのガレオン船の素晴らしいコレクションなどがあります。中でも信じられないほど素晴らしい発見の 1 つとされる、ヌエストラ セニョーラ デ ラス マラビラス号から回収された銀の延べ棒を持ち上げてみませんか。
ツアーや双方向型の展示に加えて、博物館には、初期のキーウエストを記録した映画や写真が数多くあります。小さな町だった当時の生活の様子を見たり、サルベージ業の苦労や危険について学んだりしましょう。
キーウェスト シップレック博物館は、キーウエストの中心部に位置し、マロリー広場の近くにあります。周辺にはパーキング チケット制の駐車場が多くあります。また、市内からは徒歩や自転車で簡単に行くことができます。博物館は年中無休です。入場料には、ガイドツアーも含まれています。