ヨルダナ公園を縦横に走る小路を自転車で駆け抜け、いくつもの花壇で咲き匂う満開の花々、にぎやかに盛り上がるサッカーの試合、散策中の親子連れ、一般開放されたジム設備でトレーニングにいそしむ人々の姿を眺めましょう。ときどき足を止め、重力に逆らうかのようにスケートボードでランプを上る人々を見物したり、ボートをこぐ人々を眺めたりするのも楽しいものです。
ヨルダナ公園は、人類愛を説き、社会改革に奉仕した医師、ヘンリク・ヨルダンが 1889 年に開いた公園。子供の成長には運動と教育が同等に重要とするヨルダンの理論を実行に移す目的で設計されており、ポーランド初の公園であると同時に、この種の公園としてはヨーロッパ第 1 号となりました。第二次世界大戦で大部分が廃虚と化しましたが、現在は元どおり 21 ヘクタール (52 エーカー) の緑地にたくさんの遊歩道、運動場、アクティビティが用意され、地元の人々や旅行者が運動しやすい環境が整っています。
地元チームや友人同士のグループが、よくサッカー、タッチ ラグビー、フライング ディスクに興じています。休憩がてら球技を観戦したり、気さくな地元の人たちに参加を申し出たりしてみませんか。近くの予約制テニス コートでプレイしたり、
アスレチック コースで体力をチェックしたり、朝のジョギングやレンタル自転車での遊歩道のサイクリングを楽しんだりすることもできます。種類豊富な運動設備には、利用方法の説明が付いているため、全身をくまなく鍛えることができます。疲れずに楽しみたい場合は、ボートやカヤックのレンタルをご利用ください。
花壇には花が咲き乱れ、手入れの行き届いた芝生のあちらこちらに樹齢 100 年のニレやライムの木が立っています。遊歩道の両側にはポーランド史を飾った著名人たちの胸像が並んでおり、36 体全部を見つけるのは、子どもたちにぴったりのアクティビティです。
ヨルダナ公園はクラクフ旧市街を西に数ブロック行ったところにあり、ウォーミングアップに徒歩で、あるいはバスや電車でも訪れることができます。年中無休、入場無料です。