万里の長城のうち、最も険しく印象的な部分の一つ。修築され、望楼や胸壁などが建造当時の姿を見せています。
金山嶺長城は、有名な万里の長城の一部。人通りが少なく、中国の大地を遠くまで延びて美しい姿を見せています。のどかで静かな雰囲気が楽しめるコースですが、この壮大で堅牢な城壁を建造するには多大な労力が払われたことでしょう。
金山嶺長城は完全に修築され、往時の姿をそのまま蘇らせているだけでなく、整備が行き届いているのでハイキング気分で気軽に登れます。金山嶺長城から司馬台長城に歩きながら、城壁や望楼、砲床、銃眼などに注目しましょう。
万里の長城のうちこの部分は、明代の 1368 年に大将の徐達の命により建造され、1567 年に修築されました。壁の各所に記された英語の説明を立ち止まって読んでみましょう。長城のそれぞれの部分についての理解も深まります。
ハイキングには、さまざまな長さのコースが選べます。所用時間 1.5 時間のやさしいコースは、砖垛口からスタートし、将軍楼を通って、沙岭口まで至る道のりです。まだ体力に余裕があるようなら、ケーブルカーで下る前に小金山楼まで歩いてみましょう。さらにレベルの高い道のりに挑戦するなら、大金山楼、后川口、東五眼楼、麒麟楼まで歩く合計 4 時間のコースはいかがでしょうか。歩きながら、そのままの自然の美しさと、人里離れた場所にどこまでも伸びる長城、そして大金山、小金山の眺めをたっぷりと満喫しましょう。
金山嶺長城は、北京の市街地から 130 km の河北省に位置しています。地下鉄の望京西駅近くから発車するバスに乗り、金山嶺長城のメインの入り口で降車します。金山嶺長城は 1 年中オープンしています。入場料が必要です。歩いて登りたくない場合は、入り口から小金山楼をつなぐケーブルカーを利用しましょう。美しい景色も楽しめます。