フランス最古の植物園として知られるジャーディン デ プランテス ドゥ モンペリエ。何百年にもわたって生き続ける数千種もの植物や木々が鑑賞できます。
市内中心部に位置するジャーディン デ プランテス ドゥ モンペリエは、広さ 4.5 ヘクタールの美観地区。1593 年に設立され、欧州最古の植物園のひとつです。2,500 種を超える植物が管理され、池や樹木園、庭園などがあります。この植物園を所有するのは医学部で有名なモンペリエ第 1 大学。調査や研究用の施設でもあります。
この広大な植物園を見学するには、少なくとも 2、3 時間はかかるでしょう。「リシェの山」として知られる丘は最も歴史が長く、樹齢を重ねたモクセイ科の木や、植物園の設立者が植えたセイヨウズオウの木があります。樹木園には 1700 年代末に植えられたイチョウがあり、近縁種がないことでも注目されています。樹齢 250 年を超えるオリーブの木も見どころのひとつです。
熱帯植物用の温室ものぞいてみましょう。巨大な睡蓮、蘭、珍しい植物種を見ることができます。竹林を抜けたところにある美しい庭園には、大きな池があり、コイやミズカメが泳いでいます。また、近くにある小さな温室ではサボテンが栽培されています。
植物園の中心にある建物には、研究で利用する温室があり、周りには、この地域の著名な医学者や植物学者たちの胸像が並んでいます。広々とした植物園には、いろいろな場所に昔の石細工の名残があり、花や植物に覆われた設立当時の柱やアーチも見どころです。
植物園は、月曜日を除いて毎日開園しており、入園は無料です。ゆっくりと楽しみたい場合には平日がおすすめです。英語のガイドツアーもあります。来園の 1 か月前までに予約が必要です。
植物園はコメディ広場から北西に約 0.8 km の場所に位置し、公共交通機関などのアクセスも充実しています。