インヴァネス城は街を代表するランドマーク。小塔が街の空にそびえ立っています。シェイクスピアのマクベスでダンカン王が暗殺された場所として名前を聞いたことがあるかもしれません。城の敷地を歩き回り、建物を間近で見てみましょう。インヴァネスの街とネス川沿いの見事な景色が目の前に広がります。
現在は州裁判所として使われており、城内は一般公開はされていませんが、城の周りを散策して、花が咲き誇る敷地を楽しむことができます。また、キャッスルヒルの高台にあるため、敷地から街と川の素晴らしい景色を見渡せます。景色を眺め、庭園を歩きながら、城の長い歴史に思いを馳せましょう。
最初の城は 11 世紀に築かれましたが、1746 年にジャコバイトの手にかかって破壊されました。ネオノルマン様式の現在の城は 1836 年に建築家ウィリアム バーンによって建てられました。城の赤みがかった砂岩の外観と最初に築かれた稜堡部分の壁の残骸を見学できます。
城の正面には、ジャコバイトのヒロイン、フローラ マクドナルドの真鍮製の像があります。マクドナルドは、チャールズ エドワード ステュアート皇太子がカロデンの戦いの後、ハノーバー軍から逃れるのを手助けしました。足元に愛犬のスコティッシュ ハウンドが控えている像は、手を目にかざして谷を見やっています。銘板には英語とゲール語の両方で「チャールズ エドワード ステュアート皇太子の守護者は歴史において賞賛されるであろう。勇気と忠誠が美徳であるならば、名誉をもって賞賛されるであろう。」と記されています。興味深いことに、マクドナルドはその後、アメリカ独立戦争の最中に渡米してノースカロライナに短期間滞在し、イギリス擁護派として活躍した後、スコットランドに戻りました。
インヴァネス城を起点にして、ネス川の岸辺や、カレドニア運河、ビューリーファースの海岸線沿いを楽しく歩くのもおすすめです。のんびりとインヴァネス大聖堂の脇を抜け、ネス島まで歩いてみましょう。アトランティック サーモンを釣り上げようと川の中に立つ釣り人の姿を見かけるかもしれません。
インヴァネス城は、インヴァネスの街の中心にあります。城へは徒歩かバスを利用します。名城の芝生の上から、インヴァネスの絶景を堪能しましょう。