ヘイスティングスは、ホークス ベイが誇る様々な文化やアウトドアの魅力の中心的存在です。海とテ マタ ピークが街を囲み、アールデコやスパニッシュ ミッション様式の建物の美しい背景を作り出しています。独自のオペラハウス、複数のアートギャラリーやスタジオ、暖かく晴天に恵まれた気候などがそろうヘイスティングスは、多様性のあるニュージーランドの生活を体験するのにうってつけの場所です。
街の周辺の気候と肥沃な土地は、ブドウや核果類、野菜などを育てるのに適しており、グルメな食事が楽しめること間違いなしです。ホークス ベイ周辺は、赤ワインの産地として知られています。ホークス ベイのフード トレイル (食巡りのルート) を自転車でたどれば、ワイナリーのほか、チョコレート生産者、イチゴやアスパラガスの農場などを訪ねることができます。
ハイキングをするなら、テ マタ ピークへ。ヘイスティングスと海を望む素晴らしい景色が広がります。古いアメリカスギの木々の間を登り、渓谷の湿地帯をじっくりと鑑賞し、そして頂上からの眺めを楽しみましょう。晴れた日には、雪を頂いたルアペフ山の峰々まで見渡すことができます。マオリ族のツアーガイドについて行けば、山々を食べることで進路を開こうとした巨人の伝説などについて詳しく学べ、テ マタ ピークを訪れる体験が一層充実したものになります。
ケープ キッドナッパーズ (キッドナッパーズ岬) にも、似たようなマオリの伝説が残されています。それによると、この岬は、マオリ族がニュージーランド北島を海中から引き上げる際にフックをひっかけていた、顎の骨にあたる部分と言われています。離島ではなく本土にあるものとしては世界最大の、カツオドリの群生地もあります。素晴らしい崖の景観を見ながらトラクターやトレーラーに乗って海辺を進み、海鳥たちが巣作りをし、獲物を狙う壮観な光景が見られる場所へ向かいます。
めったにない雨の日は、ヘイスティングス市立アートギャラリーや、20 km (10 マイル) ほどの距離にある近隣のネイピアの博物館を訪ねるのにいい機会です。ネイピアのアールデコの建物を探索してアンティークの掘り出し物を探したり、海沿いを走る 1930 年代風の大通りを散歩したりしてみましょう。